10万ボルトって平気なの?
2021.02.04
こんにちは。今回は私が個人的に気になっている事を調べたいと思います。
みなさんも一度は気になったことがあるかもしれませんが、某国民的アニメの10万ボルト。あれはどれぐらいの威力なのでしょうか?
あ、威力90とかそういうのではありません。
現実()に置き換えた時の威力です。
何ボルトぐらいまでなら平気なの?
何ボルトでも危険な時は危険ですし、逆に何千ボルトでも耐えられることはあります。
例えば、スマートフォンの充電器。こちらは5ボルトなのですが、これに感電すると死亡事故に繋がります。
これは低いボルトですね。では高いものは何があるのでしょうか?
静電気なんかも電気が通ってますね。これは3000ボルトから4000ボルトと言われています。
静電気はみなさん、一度は経験したことがあると思います
あれは痛いとは言え、それだけで済むぐらいのものです。
スタンガンも高いもので100万ボルトほどのものがあるようです。
この時点で10万ボルトは超えていますね。
ではなぜ、電圧が高くても平気なのでしょうか?
また、電圧が低いはずの充電器で死亡事故に繋がってしまうのでしょうか?
答えは、電圧ではなく、電流が関係しているからです。
電流量で生死が分かれる!?
正確に言うと、電流量がどれぐらいか。と、どれほど心臓に負荷がかかったか、で変わってきます。
人は30mAを超えると亡くなってしまう方もいます。
では、30mAは普段、どこにあるのでしょうか?
先ほど挙げた充電器は約2A。この時点でちょー危険ですね
雷も数万アンペア流れているそうです。
また、焦げるのは1万アンペアだそうです。
某スーパー○○○人(野菜じゃない方)はよく焦げてますので、彼はおそらく人間ではないでしょう。
10万ボルトは何アンペア?
実はこれ、すごく難しい問いなんです。
ボルトとアンペアの計算式からお話します。
V(電圧)=A(電流)×Ω(抵抗)
これが計算式ですね。頭が痛くなりそうです。
つまり、電圧が分かっても抵抗が分からなければ電流は分かりません。逆もまた然りです。
ただ、抵抗が分かっても直流で来るか、空気を通すか、などで大きく変わってきますので、人間の抵抗は約3000Ωだから即死じゃん!とは言い切れないんです。
空気などを通したり、自分が地面に立っていたり……ですので、某アニメでの10万ボルトはおそらくそこまで高い電圧ではないでしょう。
つまり「めちゃくちゃ痛い静電気」程度の電気になるかと思われます。
そもそも、電圧が10万ボルトしかないのに、あの距離は移動できません。(電気自身が)
物理や化学は義務教育の部分すら怪しくなってきてますが、それでも、あの世界の物理法則は地球とは大きく違うんだろうと、うかがえます。
では、実際に電気を作れる生き物は地球上にいるのでしょうか?
実際にいる生き物
デンキウナギ
デンキウナギは南アメリカのアマゾン川やオリノコ川に生息している魚です。
最大で2.5mほどになるデンキウナギは大型魚にあたります。
デンキウナギは発電板というもので発電するらしく、その一つ一つは0.15Vほどの電気しか発電できませんが、その発電板は数千個あるらしいので、600~800Vほどの電気を作ることができます。
また、アンペアは1Aにもなるそうで、誤ってデンキウナギを踏んでしまった馬が感電死したとの報告もあるようです。
エレファントノーズフィッシュ
これの生き物も魚の一種です。
長く、垂れた顎がゾウの鼻のように見えることからこの名が付きました。
この子も発電するのですが、デンキウナギとは違い、餌探しのレーダーとして使っているようです。
生息分布はナイル川。
地元では食用にもなり、神話にも登場するそうな。
カモノハシ
みなさん、カモノハシが発電するのをご存知でしょうか?
私はこれを調べていて初めて知りました。
カモノハシもエレファントノーズフィッシュと同様、餌を集めるタイプであると考えられます。
生息分布はオーストラリア。
カンガルーやコアラだけでなく、カモノハシもオーストラリアにしかいないんですね。
現在、カモノハシは1種類のみです。これも驚きですね。
電気クラゲ
電気クラゲはカツオノエボシと呼ばれるヒドロムシという生き物が集まった群体です。
名前こそ、電気を発電しそうな名前をしていますが、実は発電しません。
番外編としてちょこっとご紹介させていただきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?最後は本題から大きくズレてしまいましたが、某国民的アニメの10万ボルトは「かなり強い静電気」という形で落ち着きました。
もう2つ、あの世界はこちらの世界とは違う物理法則の世界で、あの作品の主人公はおそらく人間ではない事が分かりましたね。
しかし、実現可能であれば私もあの子たちがいる生活を送ってみたいです。
炎タイプの超有名なわんことか、いいですよね
もふもふしたいです。
では、今回はこの辺りで失礼いたします。