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雷と電気は同じ?

2021.10.10

子供の頃に「おへそを出していると雷様に取られる」とか、「雷が鳴っていると近くに落ちてくるんじゃないか?」とか、不安になったことありませんか?

今回のブログはそんな「雷と普段使っている電気」についてブログを書いていこうと思います。

雷の光は電気ではない

いまや手放せないスマートフォン(以下、スマホ)や、生活するために必要な家電製品、普段から利用している電車も含め、電気といえばいろいろなものが思いつくでしょう。

しかし、これらを動かしている電気問うものがどんなものかと問われたときに、説明するのはなかなか難しいと思います。

そこで、なんとなくイメージできるのが雷…ではないでしょうか?
でも、実を言うとあの雷のギザギザは厳密にいうと電気ではありません。

落ちてくる雷を見ると、あの光っているものが電気と思うかもしれませんが、そもそも電気は肉眼で見ることができません。

雷は、積乱雲の中に電気の種のようなものである「電荷」というものがたまることで発生する自然現象です。

この電荷というものが大量に蓄えられた時、雲と地上に通り道のような空間ができることによって、電荷が落ちていきます。

その際に、酸素や窒素など空気がいつもとは違う状態になることによって、光り輝くのです。

電気自体は流れているのですが、電気が持つエネルギーによって周りの空気が状態を変えるため、光や音といったエネルギーに変換されます。
そのエネルギーが雷というわけなのですが、雷の光は電気自体が見えている訳ではありません。

雷はどのように作られるの?

積乱雲は、太陽の光で暖まった地面の湿った空気が、空で水てきになって集まったものです。

高くなるほど寒くなる減少から、雲の中の水滴が上空に行くほど氷の粒に変わり少しづつ大きくなっていきます。

そして、その大きくなった氷が重くなって下に落ちていきます。
そこで、上空に登っていく氷の粒と、地面に降りてくる氷の粒がぶつかることによって静電気が発生します。

電気が溜まっていくことにより電荷ができます。

その電荷が地面に向かって落ちることで雷が発生するということです。

なので、雷は元を正せば静電気ということになるでしょう。

雷のあの音はなに?

雷の大音量は、建物が揺れるほどの衝撃波が原因になります。

隕石やロケットの同じくらいの音速を超えて、移動する際におきる現象によるものです。

音の速さは、約340m/秒で「マッハ1」とも呼ばれます。

そのさいに圧力の差が生まれ、衝撃波を作り出します。
電気によって空気が押しのけられ、ごく短時間で3万℃近くまで温められた空気が、爆発的に膨張することにより、なにかが破裂した爆発音に聞こえます。

なので、雷が落ちた時に気をつけなければいけないのは、感電というよりも落雷時における衝撃波にも気をつけないければいけません。

雷発電は不可能なのか?

皆さんは雷による大量のエネルギーを利用すれば発電が可能だと考えた事はありませんか?

しかし、雷による発電は結果をいうと「不可能」です・

その理由としてあげられるのが、雷のエネルギーがあまりに膨大過ぎるため蓄電することができないのです。

さらに、雷は大量のエネルギーを発生させますが、あまりにも短すぎるため、発電に利用できるほどの電力を補給するのが難しいのです。

そのため、自然に発生した雷自体を発電させるのは非常に困難といえるでしょう。

ただ、雷による発電は不可能ですが、大気から作られる静電気をうまく利用することができれば、発電が可能になるかもしれませんね。

雷による停電

よくあるのが、雷が落ちた時に停電してしまう現象が起きます。

なぜ雷が落ちたら停電するのか?

実は、雷が落ちることによって、電線の電力供給に必要な部分が損傷してしまい、それによって停電が起きてしまいます。

しかし、日本は停電に強い国と言われているのもあり、雷による停電に関しては早めの対応が行われます。(理由はまた後日ブログにて)

なので、そうそう雷によって停電がおきることは滅多にありませんので、皆さんご安心ください。

停電しても安心な新電力

2016年に電力の小売り全面自由化がスタートしたことにより、たくさんの「新電力」と呼ばれる電力会社が増えました。

エビス電力でもそうですが、新しい電力会社である新電力は、災害にあっても電力の復旧に差はありません。

「新しい電力会社だと、災害時の停電とかに弱いんじゃないの?」
と思われる方も少なくないでしょう。

しかし、台風や地震、雷などの災害があったとしても、新電力だからということで問題になることは全くありません。

エビス電力などの新電力会社と契約していることで、災害時の復旧に時間の差はないので安心してください。

新電力の会社でも送電は問題ない

新電力を利用しても、災害時の復旧の時間に差がないのは、電気を送電しているのは一般送配電事業者が行っているからです。

電気を届ける送配電は、それぞれの家やお店、会社などのオフィスに電気を届けるときに必ず必要な部分になります。

電気を発電して、新電力が販売をしたところで、電気を送電する設備が良くないと、家やお店、オフィスに電気を届けることができません。

送配電に関しては、とても重要でお金もかかるため、国の監視下にあります。

なので、災害が起きた場合であっても、復旧対応はこれまでの大手電力会社のときと同様の対応になるのです。

まとめ

雷と電気について書いていきましたが、雷が発電に使えないというのは驚きですよね。
あとは、雷の電気は肉眼では見えないのもあり、今まで皆さんが見ていたものが実際の電気ではないということは、あまり周知されていないことだと思います。

友達や同僚で飲み会の時などに話してみると少しは盛り上がるのではないでしょうか?

今後もこのような豆知識を交えてのブログも書いていこうと思いますので、是非楽しみにして見ていて頂ければと思います。