電気のトラブルについて【漏電】
2022.03.27
皆さんは電気関係のトラブルを経験したことはありますか?
電気のトラブルと言えば、真っ先に思い浮かぶのが「停電」。
自宅にいるときの停電であれば、落ち着いて状況判断すれば問題ないですが、オフィス等の仕事先で電気のトラブルがあった場合には、かなりの問題になります。
特に、重要な書類をPCで作成中だった場合には…と考えてしまうと冷や汗が止まりませんよね。
電気関係のトラブルは仕事や生活に影響があるだけではなく、命の危険に繋がる場合もあります。
また、その電気のトラブルが緊急事態によるものか、そうでないのかの判断は、何もわからない状態だと見極めがつきませんよね。
今回のブログでは、電気のトラブルについて書いていこうと思います。
電気が消えたとき、最初に確認するもの
まず、電気が消えたときに皆さんは何をしますか?
電気が消えたときに真っ先にやることは「電気が消えた原因」について確認するのが先決です。
それが、緊急事態によるものであれば、それにあった対応をしなければいけませんが、必ずしも「電気が消える」=「緊急事態」ではありません。
なので、まず最初に原因を探ってみましょう。
・近所が停電していないか
電気が消えたら近所一帯が停電していないかのチェックをしてみましょう。
もしも、近所一帯が停電している場合は、災害や劣化が原因で電柱設備が故障している場合か、ブラックアウトの可能性があります。
すぐに契約している電力会社へご連絡してください。
・ブレーカーが落ちているか
近所は停電していないが、家中の電気が消えた場合は、ご自宅のブレーカーが落ちている場合があります。
ブレーカーというのは、配線用遮断器のことを指し、電気の流れを止める装置になります。
そのため、ブレーカーが落ちるというのは、電気の容量がオーバーしたか、もしくは漏電等のトラブルを感知したということになりますので、まずはブレーカーのチェックをしてみてください。
もしも、ブレーカーが落ちているようであれば、家電製品の電源をすべて切ってから、落ちているブレーカーを上げてみてください。
全部の電源を切っているのに、ブレーカーを上げてもすぐに落ちるようであれば、漏電している可能性があるので、至急契約電力会社に連絡してみてください。
なお、オフィス等であれば「アンペアブレーカー」をチェックしてください。
アンペアブレーカーとは、オフィスの契約のアンペア数を管理している大元のブレーカーのことです。
アンペアブレーカーが落ちるのは、契約アンペア数以上の電気を使用している可能性があります。
このブレーカーを上げれば戻りますが、すぐ落ちるようであれば契約アンペア数の変更を検討してください。
・照明が一つだけ消えているか
照明が一つしか消えてない場合は、照明の電球が切れている可能性があります。
その場合は電球を取り替えればいいのですが、新品の電球に取り替えてもつかない場合は、漏電している可能性がありますので、その場合はすぐにでも契約電力会社にご連絡ください。
漏電は緊急事態
漏電というのは、電気が本来通るべきルートをはずれて流れてしまう現象のことを指します。
電気というのは、電線やケーブルなどの電気を通しやすい物質の中を通って流れているのですが、これら電線やケーブルは、外に電気が漏れないように絶縁という電気を通しにくい物質で覆われているのです。
そのため、電気が外に流れず、我々が住んでいるところに電気を流してくれるのですが、
この絶縁に傷がついていたり、劣化を起こしていると、電線やケーブル以外にも電気が流れてしまいます。
これが漏電なのですが、漏電してしまうと感電してしまう可能性があります。
感電の他にも、火災などの深刻な事故が起きてしまう可能性もあるため、非常に危険と言えるでしょう。
なので、もしも漏電の可能性がある場合は、すぐに契約電力会社の方に連絡するようにしてください。
漏電の原因
漏電してしまう原因は複数あります。
ここでは、漏電してしまう原因を挙げていきましょう。
・水漏れが原因
電化製品自体やコンセントが水に濡れてしまった場合、電気が水を伝って外部に漏れ出し漏電する可能性がありますので、水に濡れてしまった場合はすぐにコンセントを外し、拭き取ってください。
完全に水が乾くまでは、電源をつけないようにしてください。
・プラグの破損が原因
電化製品に電気を流すコードやプラグはとても大事です。
しかし、長年使用しているとどうしても劣化してしまいます。
劣化しているコンセントをそのまま使用し続けると、熱によってコードやプラグが溶けたり破損してしまう原因になります。
コードが破損して、中の導線がむき出しになるのもそこの部分から漏電してしまう可能性もありますので気をつけなければいけません。
・電化製品の劣化が原因
長く電化製品を使用することによって、本体が劣化してしまいます。
そして、本体の劣化と共に、絶縁処理された部分も劣化してしまうため、とても危険です。
しかも、電化製品の絶縁処理部分が劣化したとしても気付きにくいため、そのまま使用してしまい、気付いたら漏電していたという事故もありますので、気をつけてください。
・タコ足配線の危険性
一般家庭において、一つのコンセントにプラグが挿せる場所は二箇所が基本です。
そのため、複数のコンセントを挿したい場合は、タコ足配線を使用する人も少なくありませんが、問題なのがその「タコ足配線」。
タコ足配線を使用することによって、決められたワット数以上に電気を使ってしまうと、コードの発熱による発火の可能性があります。
漏電とは少し変わりますが、電気を使用しての発火も危険性が高いため、気をつけてください。
・家の劣化が原因
あまりありませんが、家が古くなってしまうと、屋根や壁から水が侵入してしまう可能性があるため、家に張り巡らされた電気配線が濡れて漏電してしまうことも。
電気と水の組み合わせはとても危険ですので、もしも家が雨の水漏れがあった場合は気をつけるようにしましょう。
漏電の対処法
ここでは、私達ができる漏電の対処法を書いていきましょう。
・濡れた手で触らない
私達が一番身近で最も感電してしまう可能性があるのが、濡れた手で触ることです。
濡れた手で通電部分に触れてしまうと、そこが劣化してた場合、そのまま漏電してた部分から感電してしまう可能性があるため、濡れた手で通電部分を触るのはやめましょう。
・コードを束ねない
電化製品のコードは長いものも少なくないため、コードを束ねて使用する場合があります。
コードを束ねて使用すると、熱が籠もってしまい、絶縁処理部分の被覆が破け、被覆の下で配線が切れたりする可能性があります。
なので、コードはできるだけ束ねずにご使用ください。
まとめ
今回のブログでは、電気のトラブルである漏電について書いていきました。
電気のトラブルは漏電以外にもあるため、全てを書ききることはしませんでしたが、私達の身近で起きる電気のトラブルで一番起きやすいのが漏電です。
今回のブログを見て、漏電が起きないよう、電気の使用には気をつけて頂ければと思います。