電気で料理?電気調理器の便利さ〜その他調理器具編〜
2022.02.20
前回書かせていただいた、「電気で料理?電気調理器の便利さ〜電気コンロ編〜」では、電磁調理器具であるIHクッキングヒーターに焦点を合わせてご紹介していきました。
しかし、電気を使った調理器具というのは元々多く、近年オール電化住宅も増加傾向にあるため、様々な種類の物も増えて来ました。
今回は、IHクッキングヒーター以外の電気を使った調理器具について書いて行こうと思いますので、少しでも興味のある方は最後までお読み頂ければと思います。
IHクッキングヒーターで使える調理器具
IHクッキングヒーターで使える調理器具は、基本的に「フライパン」や「鍋」が思い浮かぶでしょう。
しかし、フライパンや鍋の他にも、「やかん」や「揚げ鍋・天ぷら鍋」とIH対応の調理器具が増えております。
基本的に、IH対応の調理器具は「IH対応」や「IH専用」などの記載がありますので、今のキッチンがIHクッキングヒーターを使っているのであれば、「IH専用・IH対応」等の記載があるかしっかりとご確認のうえご購入ください。
なお、電気コンロはIHクッキングヒーターと違い、「IH非対応」の鍋やフライパンでも使用可能な場合もありますので、そちらも合わせてご確認ください。
電気を使った調理器具一覧
それでは本題に入りますが、ここでは電気を利用した調理器具について書いていこうと思います。
・電気圧力鍋
電気圧力鍋はガス圧力鍋と違い、ガス火を使用せず電気のみで調理ができます。
ガス圧力鍋と基本は同じで、圧力をかけることで高温調理が可能です。
煮込み料理も通常の半分以下の時間で完成するので、光熱費の節約に繋がりますね。
ガス圧力鍋は火を使って調理をするため、常に火加減を調節しなければいけませんが、電気圧力鍋は火を使わずに電気で調理を自動でしてくれるので、最初に圧力時間や調理メニューを設定すれば、そのまま完成するまで放っておいても問題ありません。
このように手間がかからないのも電気圧力鍋のメリットですね。
・低温調理器
低温調理器というのは、湯せんに近い低温の温度を保ち、食材をゆっくり加熱できる調理器具になります。
低温調理器がなかった時代は、毎回温度を測りながらじっくりと食材と向き合いながらつくらなければいけませんでしたが、低温調理器さえあればローストビーフもテレビを見ながら簡単にできてしまうので、本当に便利ですね。
・ノンフライヤー
ノンフライヤーとは、揚げ物を簡単に作れる調理器具です。
しかも、揚げ物を作れるだけではなく、焼いたりもできるので、オーブンに近いものがありますね。
さらに調理器具の上部だけが加熱され、強力なファンも作動することにより、オーブンよりも短い時間でカリッとした仕上がりを実現できます。
また、ノンフライヤーは通常の揚げ物と比べても、油の量がとても少なく、ファンの位置を変えたり、熱を加えることもできるので、食品を均一に調理することが可能。
わざわざ大量の油を用意しないで揚げ物が作れるのはとても楽ですね。
・水なし自動調理鍋
水なし自動調理鍋とは、いわゆるホットクッカーと呼ばれるもので、具材と調味料を入れるだけで、水なしで煮物が作れる鍋です。
ボタン一つで色々な種類のものが作れるので、これこそ電気調理器としての真髄でしょう。
・ホットプレート
こちらはだいぶ昔から存在しているので、知ってる人も多いはず。
ホットプレートとは、電気によってヒーターを熱源とした調理器具です。
ホットプレートでは、焼きそばやお好み焼き、最近ではたこ焼きも焼けるようなものまで販売されており、わざわざフライパンなどで調理しなくてもすぐに卓上で具材を炒めることもできます。
・電気ケトル
電気ケトルは、電気でお湯を沸かすことができる調理器具です。
一昔前は、お湯を沸かすにはやかんに水をいれて、ガスコンロで火をつけて沸かさなければいけませんでしたが、電気ケトルは水を入れて電源をつけるだけでお湯が作れるので、とても便利ですね。
カップラーメンを作るにはもってこいのアイテムです。
電気調理器具の電気代は?
電気調理器具は、先述した種類の他にもたくさんあります。
我々がよく使うであろう、電子レンジも電気調理器具の一つです。
それほど電気調理器具を使う機会というのは、現代の我々にはたくさんありますが、実際電気代というのはどのくらいかかるものでしょうか?
電気調理器具にかかる電気代について、ガスと比較して簡単にご紹介していきましょう。
・IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターの電気代はおよそ1kWhあたりのエネルギーコストは20円〜30円となっております。
もちろん、電力会社や使っている強さによっても変わりますが、大体1時間ほど使っていると平均25円ほどになりますね。
・ガスコンロ
次はガスコンロです。
ガスコンロを使用して1時間調理をしたときのガス代はおよそ24円ほどになります。
こちらも、ガス会社や火加減によって金額は変わりますが、実はIHクッキングヒーターよりもガスコンロの方が少し安いんですね。
電気調理器具は使い方によって安くなる
IHクッキングヒーターとガスコンロを比べた場合の計算だと、ガスコンロの方が少し安いのですが、実は使い方によっては電気調理器具の方が安くなったりもします。
実際、同じ時間で同じような火加減での計算ですが、実際に料理をしてみるとお得です。
例えば、ガスコンロの場合ですとやかんにお湯を入れてお湯を沸かしますが、沸くまでに火加減を強くして大体2〜3分ほどでお湯ができますが、電気ケトルの方は1分ほどでお湯が沸きます。
IHクッキングヒーターも、熱度を簡単に調節できるため、特に火加減を間違えることが少ないです。
なので、実際に蓋を開けると電気調理器具の方が全体的に安くなっているのです。
それでも電気代を安くしたいなら
電気調理器具をこれからたくさん使いたいと思っている方で、少しでも電気代を節約したいと思うのであれば、一度現状の電気使用量を把握してみると良いでしょう。
電気調理器具をメインで調理してから「少し高いな…」と感じたら、電気代の見直しが必要です。
もちろん、ガスを使用している時よりも高くなるのは当然ですが、あまりにも変化が多い場合は、電気の節約もしくは電力会社の切り替えが必要です。
電気の節約でしたら、待機電力を減らしたり、日中は暖房をつけないなどの方法で電気代を減らすことが可能です。
しかし、一番の解決方法は、ご自身の生活環境に合わせて電力会社を選びましょう。
もし、電力会社選びに迷った場合は、一度ヱビス電力にご相談ください。
まとめ
今回のブログはいかがでしたか?
近年、オール電化が増えており、電気調理器具に触れることも少なくありません。
なので、あまり自炊しない方もこの機会に少しでも興味がありましたら、様々な電気調理器具を使用して、ご自身で自炊してみるのも良いかもしれません。
主婦の方や毎日料理を作っている方は、この機会に色々な電気調理器具を試して、少しでも手間を省くようにすれば、ご自身の使える時間も増えるかと思います。