冬の電気は大事にしよう
2022.11.20
これから冬を迎えるにつれて辛くなってくる電気代。
毎年、冬の電気代が高くなりやすいと色々なところで記載されていますが、実際に冬の電気代は上がるのでしょうか?
2022年は電気不足が起こっているのもあり、冬の節電は必須です。
今回のブログでは冬と電気代について書いていこうと思います。
2022年は電力不足?
基本的に冬は電気代がかかってしまうのですが、そもそも2022年は電力不足が起こっているという記事を沢山見ますよね。
実際に2022年は電力不足の年なのでしょうか?
まず、電力供給の予備率が3%を切る状況を電力不足と呼ぶのですが、2022年度冬季の予備率は東京で1.5%程度とされていて、安定供給に必要な予備率3%を下回っている計算でした。
しかし、2022年11月1日の時点で、今年度の冬季の電力需給見通し予備率3%を確保することに成功。
なので、事実上「電力不足」にはならなかったのですが、またすぐに電力不足になる可能性もあります。
この電力不足の背景にあるのが「新型コロナウイルス」の影響も関係しています。
新型コロナウイルスによって経済がボロボロになった際、回復するために伴う電力需要の増大が主な影響と言われていますが、それだけではありません。
ロシアに対する経済制裁措置に伴う液化天然ガスの供給不足も関係しています。
他にも、日本の発電電力量において大きな割合を占めている「火力発電」ですが、全国の火力発電所の廃止が相次いでいるため、電力不足が起こっている理由の一つでもあります。
発電所の廃止理由は、稼働しても採算が合わないという電力会社側の利益関係が原因とされています。
実際に、火力発電所は他の発電所に比べても維持や運営に金がかかってしまうため、廃止してしまうのでしょう。
冬の電気代が高い理由
一年を通して一番電気代がかかる季節は「冬」。
なぜ冬が一番電気代が高いのでしょうか?
ここでは、冬の電気代が高い理由について書いていきましょう。
冬は日照時間が短く、在宅時間が長い
皆さんもわかると思いますが、冬は夏に比べて夜になるのが早いです。
そのため、部屋に滞在し電気を点けている時間が長くなってしまうのでどうしても電気代が上がりやすくなってしまいます。
同時に暖房機器を使用する時間も増えてしまうため、電気代の押し上げにもなります。
気温差が大きい
冬は夏よりも室温と外気温の差が大きいため、その差分を埋めるエネルギー消費量も大きくなってしまいます。
夏の外気温差は平均で約5℃に対し冬場は20℃も差が出てしまうため、冷房よりも暖房の方がエネルギー消費量が高いです。
そのため、家にいる時間を含めても電気代が上がる原因になってしまっています。
洗濯物が多くなりやすい
そもそも、冬の衣類は寒さを軽減させるために厚くなっています。
また、夏とは違い重ね着をするため自然と洗濯物が増えてしまいます。
洗濯機を回す頻度が上がればその分消費電力はかかってしまいますし、衣類を乾かすための乾燥機などがある場合は余計に電気代の上乗せになってしまうでしょう。
お風呂に入る
お風呂に入るというよりも、冬は体を温めるためにシャワーだけではなく湯船に浸かる日も増えます。
気温が低い時期ほど、温かいお風呂にゆっくり浸かりたくなりますよね。
夏の季節と比べても、高温のお湯を使うためその分消費電力も多くなります。
特にオール電化だと自動で色々やってくれるお風呂もあるので、電気代が上がってしまいます。
冬の電気代を節約しよう
冬の消費電力を減らすには皆さんのご協力が必要です。
暖房器具の見直すことで、かなり消費電力を減らすことができますので、簡単にご説明していきましょう。
エアコンのフィルターを掃除
暖房としてエアコンを使う方は、冬が来る前にエアコンのフィルター掃除を済ませておきましょう。
理由は、フィルターが汚れていると暖房効率が悪くなるからです。
暖房効率が悪くなるということは、その分部屋を温めようとして電力が消費してしまうので電気を使うことになってしまいます。
1〜2週間に1回のペースでいいので、フィルターのほこりを掃除機で吸い取ってください。
また、室外機の周りにものを置いたり、ゴミが溜まっていたりするのも良くはありません。
空気の循環が悪くなってしまい、暖房効率が落ちる原因になります。
他の暖房器具やアイテムを活用する
暖房器具は決してエアコンだけではありません。
エアコンだけに限らず、空気を循環させてくれる「サーキュレーター」や、座って暖をとれる「こたつ」などを活用しましょう。
器具だけではなく、レッグウォーマーや腹巻を併用するのもおすすめです。
最近では、「着る毛布」というものもあるので、そういう防寒グッズなども活用すればエアコンを点けなくても平気になるかもしれませんね。
給湯器のスイッチはこまめに消す
冬は入浴や食器洗いなど、どうしても温水を使うことが増えてしまいます。
給湯器の電源をついつい点けたままにする方もいると思いますが、お湯を使わなくても待機電力が発生して無駄な電気代がかかってしまいます。
つけっぱなしが癖になってしまうと電気代がかかってしまうので、給湯器のスイッチはこまめに消すことを習慣づけましょう。
加湿器とエアコンを併用しよう
湿度が高いと同じ温度でも体感的に暖かく感じます。
なので、エアコンを使う場合は加湿器と併用して使うことによってエアコンの設定温度を下げることができます。
お湯を使う時は電気ポットはやめよう
電気ポットは好きな時に温かいお湯を出すことができます。
お茶を飲みたいときやコーヒーを飲みたい時などとても便利ですよね。
しかし、電気ポットは常に電気を使っている状態なので、その分電気代がかかってしまいます。
ですので、電気ポットの購入を検討している方は電気ケトルの方がおすすめです。
電気ポットをつけたままするよりも、電気ケトルで使う時に沸かす方が省エネです。
電力会社を変更する
色々節約していても電気代が高い場合は、現在契約している電力会社が今の生活に合っていない可能性があります。
もしも自分の生活に合っていないと感じたら、色々な電力会社の契約プランなどを見て変えることを検討してみましょう。
エビス電力では他の電力会社にありがちな事務手数料などが0円で、しかも毎月の電気代がポイントになって貯まります。
もし変更を検討している方は一度ご相談しに来てください。
まとめ
冬になると電気代が高くなってしまうからといって、暖房を点けずに部屋を寒いままにしてしまうと体調が悪くなってしまう可能性もあるので、無理な節電はやめましょう。
あくまでも、ご自身が無理なくできる節約を心がけるように色々試してみましょう!