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ガスコンロと電気コンロはどちらが良い?

2023.06.25

いきなりですが、皆さんのご家庭で使用しているのは「ガスコンロ」でしょうか?それとも「電気コンロ」でしょうか?

各ご家庭によってはガスコンロしか使わないという人もいれば、電気コンロの方が火事になる心配がないという人もいます。

料理を普段から家で作っている人にとっては、引越しやリフォームする際にどちらにしようか考えてしまうところ…。

今回のブログではガスコンロと電気コンロについて書いていこうと思います。

ガスコンロとは

知らない人はあまり居ないかと思いますが、「ガスコンロ」というのは、ガスを使用するコンロのこと。

加熱調理器具であり、色々な種類が販売されています。

一般家庭では2〜3口が主流となっていますが、小さいもので1口のものや多くて4口のものもあるのが特徴。
飲食店で使用されるガスコンロは大きいものもあり、ガスの量も多いです。

最近の家庭用ガスコンロは危険防止のため油過熱防止センサーや消し忘れ防止機能などの安全装置が標準でついています。

ガラス加工された物もあるため、掃除の手間やキッチンまわりのインテリアとしても選べるようになりました。

電気コンロとは

電気コンロというのは、内蔵されている電熱線を電気で加熱し、調理を行う設備のことです。

一般的なガスコンロの火のつく部分が、蚊取り線香のような形をしているのが特徴。
種類によってはヒーター部分にカバーが付いている電気コンロもあります。

電気コンロはヒーター部分に電気を通して徐々に温めるので、温まるまでかなりの時間がかかるのですが、直接火が出ないので火災被害にあう可能性が低くなります。
また、IHクッキングヒーターのように対応専用器具を買う必要はなく、ガスコンロでも使える鍋やフライパンが使えます。

電気コンロに似たIHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターは聞いたことある人や使っている人も多いと思います。

IHクッキングヒーターは電気コンロと似ていると思っている人も少なくありませんが、全くの別物。
加熱の仕組みが全く違うのです。

電気コンロは、コイル状の電熱線がヒーター自体を加熱して鍋に熱を伝えますが、 IHクッキングヒーターは、磁力で渦電流を発生させてその電気抵抗によって鍋自体が発熱して加熱されます。

ガスコンロのメリットとデメリット

昔であればガスコンロが一番使用されてましたが、今の時代はそうではありません。

IHや電気コンロもある中でガスコンロを使用するメリットはなんでしょうか?
ここでは、ガスコンロを使用するメリットデメリットを書いていきましょう。

ガスコンロのメリット

ガスコンロの主なメリットは火力調整のしやすさです。

ガスコンロではご自身で火を調整するため、細かい火加減がしやすいです。

また、調理器具を置く「五徳(ごとく)」という金属のおかげで、多少強めにフライパン
を置いたり、振ったりしてもコンロ自体へのダメージは大きくありません。

料理を作るのが好きな方はガスコンロの方が使いやすいと言われています。

ガスコンロのデメリット

ガスコンロの一番のデメリットは火事のリスクが高いことです。

火を扱うため、周囲に火が飛んでしまう可能性も少なくありませんし、先程説明した五徳付近は凸凹しているため掃除するのが大変。

また、夏場では部屋の気温が上がりやすくなるため、熱中症に注意しなければいけません。

電気コンロのメリットとデメリット

ガスコンロのメリット・デメリットはお分かりいただけたかと思いますが、電気コンロのメリット・デメリットは一体どのようなものがあるでしょうか。

電気コンロのメリット

電気コンロのメリットは、電熱線を利用して熱で料理をするため火事のリスクがほとんどないところです。

また、ガスコンロと違い掃除がしやすいという点ではメリットになります。

掃除がめんどくさいという方でもガスコンロよりは圧倒的に掃除がしやすいのでおすすめです。

電気コンロのデメリット

電気コンロの最大のデメリットは、加熱までに時間がかかるということです。

最初から温めておけば問題はないと思いますが、チャーハンなどの炒め物をする際に素早く火力を調整することができないため、作れる料理が限られてしまいます。

また、古いコンロだと電気代がかなりかかってしまう例もあるため、電気コンロを使う際は出来る限り新しいものを使うようにしましょう。

電気コンロとIHクッキングヒーターの違い

電気コンロとIHクッキングヒーターって一緒じゃないの?

結構このような質問も受けますが、詳しくは違います。

基本的に電気コンロもIHも、電気を使って熱を発生させるという仕組みは同じですが、加熱の仕組みや使える調理器具の種類などが違います。

電気コンロの加熱方法は、五徳部分に電熱ヒーターがとぐろを巻くように設置されており、鍋ややかんなどをダイレクトに加熱する仕組みとなっているため、調理器具もガスコンロと同じものが使えます。
しかし、IHは電磁誘導加熱という方法で熱を発生させるため専用調理器具が必要なので、様々な種類のものを買わなければいけません。

また、電気代も関係しています。

電気コンロは消費電力が少ないというイメージが多いかとは思いますが、電気コンロに必要な電力は約600w。

IHは約1,400wとなっているため消費電力自体はIHの方が高いですが、消費電力が少ないため調理時間がかかってしまいます。

調理時間がかかってしまうということは、その分電力が発生し続けるため結果的に電気代が上がってしまいます。

結局どちらの方が良いの?

結局どちらのコンロを使えば良いのかわからなくなってしまうかもしれませんが、実際のところ使い方次第でおすすめは変わります。

例えば、本格的に料理をしたい人はガスコンロを利用した方が良いですし、あまり料理しないでガス代や電気代を少しでも節約したい人は電気コンロの方がおすすめです。

別に電気コンロで本格的な料理をできない訳ではありませんが、火加減やら調理器具の特性などを利用した料理を作るには少し大変かもしれません。

しかも、最近のマンションでは電気コンロ(IHクッキングヒーター)しか使えない所も増えているため、新しく引っ越す場合はしっかりと不動産屋に確認するようにしてください。

ガスコンロで本格的な料理を作りたいと思っているのに、ガスコンロを使用してはいけないマンションだと悲しいですよね。

今後コンロを変えたいという方は、お近くの店舗に足を運んで、実際にIHやガスコンロを見て触れてみると使い勝手をイメージしやすいでしょう。