共同住宅と一戸建てのメリット
2023.11.26
このブログを読んでいる人で家がないという人はあまりいないと思いますが、皆さんが住んでいるのは一戸建てですか?共同住宅ですか?
年齢が若い方で一人暮らししている場合は共同住宅に住んでいる人が多く、お子様がいる家庭や2世帯以上で住んでいる場合は一戸建てに住んでいるイメージがあります。
一戸建てや共同住宅、両方とも住んでいてメリットやデメリットがありますが、電気代や家賃などを考えるとどちらの方が良いのでしょうか?
今回のブログでは、共同住宅や一戸建ての電気代などについて書いていきましょう。
共同住宅とは
一戸建ては皆さんもすぐにイメージできると思いますが、共同住宅はどうでしょうか?
共同住宅というのは住宅は区切られているのですが、廊下やエレベーターはもちろん、天井などを共有している状態の建物を指します。
マンションとかアパートのことですね。
他にも「長屋」というものがあり、「集合住宅」の一つです。
たまに、集合住宅と共同住宅は同じように捉えられますが、建築基準法的には「集合住宅」というのは定めていないため、「集合住宅」=「共同住宅」と「長屋」といったイメージで問題ありません。
「長屋」というのは江戸時代にもあった集合住宅で、現代にもあります。
現代ではテラスハウスやタウンハウスと呼ばれていて、廊下やエレベーターなどを共有しない集合住宅です。
一戸建てと同じように、それぞれの住宅に独立した入り口を儲けてはいますが、住居自体を区画する壁などを共同しています。
共同住宅は特殊建造物ですが、長屋はそこまで細かい規制がないのが一つの特徴です。
マンションとアパートの違い
皆さんはマンションとアパートの違いをご存知でしょうか?
マンションとアパートの違いを詳しく知っている方はスキップして頂いて問題ありませんが、あまり知られていないのも事実。
まず、マンションは鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物で耐火構造で建てられた住宅のことを指します。
ただし、階数の区別で3階建て以上の共同住宅をマンションと呼ぶこともあり、設備などの状態によってもマンションと呼ぶ方もいます。
一方アパートでは木造や軽量鉄骨造、プレハブ造の建物を指す場合が多いことがあります。
建物の階数はマンションと比べると2階以下ということがほとんどですし、木造物件も多いため、防音性がとても低いことが挙げられます。
それでは誰が「アパート」と「マンション」を決めるのでしょうか?
答えは「不動産」と「大家さん」です。
大家さんが決めることもありますが、ほとんどは管理している不動産が主に決めているため、違いのルールは特に定まっていません。
アパートのメリットとデメリット
転居する際に、アパートにしようかマンションにしようか迷う方も少なくありません。
ここではアパートのメリットとデメリットを書いていきましょう。
アパートのメリット
アパートに住む一番のメリットは家賃の安さでしょう。
マンションと比べるとアパートは安めに設定されていることが多く、一人暮らしや新婚の方などにおすすめです。
また木造のアパートの場合は通気性も良く、カビが発生しにくいというメリットもあります。
アパートのデメリット
アパートは構造と材質によって、音や振動が伝わりやすいというのがデメリットの一つです。
木造建築だとどうしても生活音が気になってしまうので、静かに暮らしたい人にはおすすめしません。
また、耐火上や耐火振の不安があります。
場所によって防犯上もマンションに比べてオートロックやセキュリティーの面でも不安が残るのが特徴。
マンションのメリットとデメリット
アパートのメリットとデメリットは先述した通りですが、マンションのメリットとデメリットはどのようなものでしょうか?
マンションのメリット
マンションのメリットの一つとして挙げられるのは、建物の構造上による防音性です。
アパートと比べると、周りの生活音などを気にせずに生活することができます。
また、マンションはオートロック設備がしっかりしているところもあり、女性の一人暮らしや小さなお子様がいる家庭などにおすすめ。
マンションのデメリット
マンションは良いことだけではありません。
アパートと比べると家賃が高くなり、管理費もエレベータなどの設備の維持費や管理人の人件費がかかってしまうところもあるため、割高になってしまうことも多いでしょう。
また建物の構造上、機密性が高いため湿気が逃げにくいこともあります。
住む部屋によっては24時間換気システムがあったとしてもカビが発生する箇所もあるので、定期的に換気することも必要になるでしょう。
マンションやアパート、一戸建ての電気代
マンションはアパートと比べると家賃が割高であることは先述しましたが、共同住宅と一戸建ての電気代に関してはどうでしょうか。
間取りによって冷暖房の使用電力量が変わってきますが、それを踏まえても戸建ての平均額は約10,170円、集合住宅は約9,874円というデータが出ています。(2020年平均目安家計調査)
このようにして見てみると、共同住宅よりも一戸建ての方が平均的に見て電気代が高いことがわかります。
なぜ共同住宅よりも一戸建ての方が電気代が高くなりやすいのでしょうか?
契約アンペア数が高いため
マンションやアパートで暮らす人は比較的一戸建てよりも家族の人数が多いことがあります。
そのため、部屋数や一度に使用する家電の量も増えるためブレーカーが落ちないようにアンペア数を高く設定する必要があります。
契約電力会社によって料金の設定は変わりますが、多少なり値段が変動するため一戸建ての方が高くなってしまいます。
建物の気密性
一戸建て住宅では共同住宅よりも気密性が低いため電気代が上がりやすくなります。
室内の空気が外に逃げてしまうので、冷暖房の効率も下がってしまうため消費電力量も上がってしまいます。
一戸建ての電気代を下げるには
一戸建ては共同住宅に比べて電気代が高くなりやすいですが、電気代を下げられるのであればできる限り下げたいですよね。
少しでも電気代を下げるために必要なのが「節電」。
ここでは節電について書いていきましょう。
エアコンの節電
エアコンの節電で一番効果があるのが「設定温度を調節する」ことです。
冬は一回温度を上げて自分に合う設定温度になったら下げるようにしましょう。
毛布をかけたり、カーテンを閉めるようにすれば暖気も逃げないため、効率的に温度の調整をしましょう。
エアコンの設定温度を変えるだけでも年間で1000円近くの節約になります。
待機電力の節約
待機電力は、コンセントを繋ぐだけで消費する電力のことを指します。
年間で見た時に待機電力は約5%も占めている為、甘く見てはいけません。
使わないコンセントは必ず抜くように心がけましょう。
困った時は電力会社を変えましょう
毎日節電するように意識しても電気代が変わらない場合は、契約している電力会社の変更をおすすめします。
電気代を下げるためには。ご自身の生活に合った契約プランに変更するのが一番。
今契約している電力会社のプランの変更をするか、新しく電力会社自体を変更するというのが電気代を下げるための手ではありますが、ご自身にあった電力会社が見つからなかった場合はヱビス電力に一度ご相談ください。