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アルカリ電池とマンガン電池

2024.04.21

皆さんが普段から利用している電池ですが、色々な種類がありますよね。

その中でもアルカリ電池とマンガン電は有名な種類の電池で、皆さんも一度は聞いたことがあると思います。

しかし、アルカリ電池とマンガン電池の違いを知らない人で、なんとなく使っていたと言う方も少なくありません。

そんなアルカリ電池とマンガン電池は、使う製品によって使い分けが必要な場合があります。

今回のブログでは「アルカリ電池とマンガン電池」の違いについて書いていきましょう。

アルカリ電池とマンガン電池の違い

皆さんが色々な場面で使うことが多い乾電池ですが、アルカリ電池とマンガン電池の違いと言えば値段が高い電池の方が持続力があるだけのイメージではありませんか?

実際にアルカリ乾電池とマンガン乾電池の中に入っている材料は、プラス極材料に二酸化マンガン、マイナス極材料に亜鉛を使っているので共通しているところはあります。
しかし、中の電解液や二酸化マンガンの分量によってそれぞれ特徴が異なるため、使用面や特徴が変わってきます。
なので、使用するものによって電池の種類を使い分けた方が良いのです。

アルカリ電池とマンガン電池の各特徴

ここでは、アルカリ電池とマンガン電池の特徴について書いていこうと思います。

アルカリ乾電池


アルカリ電池のイメージは少し価格帯が高く、持続力があるイメージではありませんか?

実は決して間違っていません。

アルカリ電池はパワーと持久力があるのが一番の特長。

たくさんの電流を必要とする機器に向いているため、連続使用する機器に最適と言えます。

アルカリ電池は名前にも書いてある通り、電解液にアルカリ性の水酸化カリウムを使用しています。

また、マンガン電池と比べると二酸化マンガンや亜鉛の量が多いことから、パワーと容量の大きさが2〜5倍ほどあります。
そのため、パワーを必要とする機器に使用するには最適でしょう。

マンガン乾電池

マンガン電池はたくさんの電流を必要とする機器には不向きですが、休ませながら使用すると電圧が回復するという特徴があります。

なので、小さい電流で動く機器やちょくちょく休ませながら使える機器などの利用にはかなり向いていると言うことです。

マンガン電池は、電解液に「弱酸性の塩化亜鉛」を使用する乾電池のため、アルカリ電池に比べるとパワー・容量ともに劣りますが、休ませると電圧が回復するという特徴を持っています。
RPGのゲームで例えるとアルカリ電池は戦士系でマンガン電池は魔法使いや僧侶などというイメージが合いますよね。

アルカリ電池とマンガン電池の使い分け”

アルカリ電池とマンガン電池はそれぞれ特徴があります。
どのようなものに使用すれば良いのかわからない方も少なくないと思うので、ここでは使い分けについて書いていこうと思います。

アルカリ電池の相性が良いもの

アルカリ電池はパワーがとても強いです。
なので、ラジコンやデジカメなどの家電のように短い時間でパワーを使う用途に適しています。

  • デジカメ
  • LEDライト
  • ラジオ
  • 携帯扇風機
  • ワイヤレスマイク
  • 電動系玩具

上記で記載している以外の家電類もアルカリ電池と相性が良いものもありますので、用途によって使い分けしましょう。

マンガン電池の相性が良いもの

アルカリ電池と比べてマンガン電池では、電源のオンオフを切り替えるものに相性がとても良いです。

  • エアコンやテレビなどのリモコン等
  • キッチンタイマーや時計等(場合によってはアルカリ電池の方が良い製品もあるので、説明書を必ず読みましょう)
  • 豆球懐中電灯

他にも相性が良い家電はたくさんあるため、基本的には家電の説明書などをお読み頂いて判断するようにしてください。

電池を使用する際の注意点

アルカリ電池もマンガン電池も取り扱いには十分に注意しなければいけません。

ここでは電池を使用する際の注意点を書いていきましょう。

電池は同じ種類のものを使用する

基本的にアルカリ電池とマンガン電池を混ぜて使用したり、メーカーや銘柄の違う電池を混ぜて使うのは良くありません。
場合によっては発熱や液漏れ、破裂を起こす可能性があります。

電池の交換は全部まとめて

たまに新しい電池と古い電池を一緒に使う方もいますが、古い電池のせいで電池全体の力が弱くなってしまいます。

その際に、電力が弱い方の電池が液漏れしてしまう可能性もあり危険ですので、電池を交換する時は全部まとめて交換しましょう。

電池には使用推奨期限は守りましょう

知らない方も少なくありませんが、電池には使用推奨期限が設定されています。

一回も使われていない電池だとしても、期限が切れた電池を使用してしまうと性能低下や液漏れを起こしてしまう恐れがあります。

変形している電池は使用してはいけない

電池の端子(+・-)の面が汚れていたり、変形している場合は作動に影響があるためすぐに捨てましょう。
他にも異臭のする電池は絶対に使用しないでください。

電池を小さな子供のそばには置かない

子供の手の届く場所に電池を置いておいた場合、誤って飲み込んでしまう恐れがありますので、注意が必要です。
また、機器から直接子供が電池を取り出した際に飲み込む恐れもあるので、電池交換する際は保護者が必ず行ってください。

万一、子供が電池を飲み込んだ場合は、すぐに病院に電話し医師に相談してください。

電池の端子部分を金属に触れないようにしましょう

電池の端子の部分にヘアピンや鍵などの金属類が触れてしまうとショートしてしまう可能性があります。

発熱や破裂、発火の恐れがありとても危険ですので、絶対に触れないようにしましょう。

使用後は電源をオフにし、長時間使わない場合は電池を取り出しましょう

電池の液漏れの原因で一番多いのはスイッチの切り忘れです。

使用後は必ず電源を切ってください。

電源を切っていても電気が少しづつ流れてしまう可能性も少なくないため、長時間使用しない場合は電池を取り出す癖をつけましょう。

万が一、電池が液漏れしたら

電池から漏れてしまった液が目に入った場合、すぐに水で洗い流しすぐに医師に相談するようにしてください。

皮膚や衣服などについてしまった場合もすぐにお湯や水で洗い流すようにしましょう。

まとめ

アルカリ電池やマンガン電池は普段から使用している人が多いのに関わらず、詳しくない方も少なくありません。

それぞれの違いや特徴を理解することによって電池自体が長持ちしたり、効果が期待できます。

今回のブログを見て、電池の使い方を今後見直してみるのも良いかもしれませんね。