電気ってどう作られるの?
2020.12.04
ここまでのブログを読んで、ヱビス電力についてはよくお分かり頂けたかと思います。
ですが、ここで「そもそも電気ってどうやって作られるの?」と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私もその一人です。
今回は、そんな疑問を解消していきたいと思いいます!
また、普段聞きなれない語句「再生可能エネルギー」についても解説いたします!
エネルギーの変換について
まず、エネルギーの変換です。
電気エネルギー→熱エネルギー+光エネルギー的な奴です。
・光エネルギー→電気エネルギー
いわゆる、太陽光発電などです。
こちらは一般的でなく、一部の機関でしか使われていないと思います。
・運動エネルギー→電気エネルギー
運動エネルギーとは、何らかの動作から電気を作り出すものです。
例えば、夜道で自転車を漕ぐとライトが点灯しますよね?
そうです、これです。正確に言うと、運動エネルギー=熱エネルギー+光エネルギーなのですが、熱として排出されるエネルギーは微量ですので、割愛させていただきます。
・熱エネルギー→力学的エネルギー→電気エネルギー
直接、電気エネルギーへと変換させる方法はなく、一度、力学的エネルギーへ変換させる必要があります。
力学的エネルギーとは、位置エネルギーと運動エネルギーの和の事です。
身近なものがないので説明し辛いですが、地熱発電などがここに当たります。
このように、なんらかのエネルギーを電気エネルギーに変換して電気を作っています。
各種用語について
・再生可能エネルギー
再生可能エネルギーとは、その名の通り、「再生が可能なエネルギー」です。
後でご説明しますが、風力発電、太陽光発電などがここに当たります。
風力も太陽光も自然界で自然に発生するので、半永久的なエネルギーになります。
・再生可能エネルギー発電促進賦課金(ふかきん)
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって電力会社等が買取りに要した費用を、電気のご使用量に応じて、電気料金の一部として、電気をご使用になるお客さまにご負担いただくものです。
つまり、「売値価格」です。
電気に限らず、売られてる物には買取価格+αがかかりますが、まさしくそれです。
これは基本的にかかる料金と言っても差し支えなさそうですね。
・再生可能エネルギーの種類
再生可能なエネルギーは、太陽エネルギー、風力発電、水力発電、地熱エネルギー、バイオマスと、大きく5つに分けられます。
・太陽光発電
太陽から太陽光として届く光エネルギーを電気エネルギーに変換して電気を作る発電方法です。
太陽光が当たる場所ならどこでもエネルギーが得られ、温室効果ガスの排出量が少ないため、近年は地球温暖化の対策の一環として、利用量が増えているようです。
・風力発電
風の力でタービンを回し、それにより得た運動エネルギーを電気エネルギーに変換して電気を作る発電方法です。
風力発電も温室効果ガスの排出量は少なく、設置コストが低めです。
が、自然の風力による力が全てですので、供給量が不安定なのがデメリットとして挙げられます。
・水力発電
水の力でタービンを回し、運動エネルギーを電気エネルギーに変換して電気を作る発電方法です。
主にダムなどで使われる発電方法です。ダム解放時の水の力を利用します。(流水には位置エネルギー・運動エネルギー・圧力エネルギーなどのエネルギーがありますが、割愛させていただきます)
温室効果ガスなどの排出は少ないのですが、ダム建設の初期費用、建設予定地の環境整備が大変なのはもちろん、降水量にも左右されますので、安易にては出せないのが現実かと思われます。
・地熱発電
火山などから得た熱エネルギーを一度、力学的エネルギーへ変換し、更に電気エネルギーに変換して電気を作る発電方法です。
火山活動をしている山からエネルギーを得るのですが、再生可能なのかどうかが未だに不明だそうです。
おそらく、実際に稼働している数も少ないと思われます。
・バイオマス発電
動植物から再利用可能な資源を燃やして得たエネルギーを電気エネルギーに変換して電気を作る発電方法です。
ここで言われる資源とは木材や生ごみ、廃油、動物の糞尿などです。
このバイオマス発電は全国的に広まってる物ではないので、身近に感じないかと思います。
しかし、他の再生可能エネルギーが供給量が安定しないのに対し、このバイオマス発電は一定量の安定した供給が可能となります。
以上の5つが再生可能エネルギーとして主に挙げられます。
ヱビス電力は東京電力様から電気を借りているのですが、その大本となる東京電力の発電方法は原子力、水力、太陽光、風力の4つです。
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただき、少しでも電気の作られ方を理解していただけたら幸いです。