ブレーカーが落ちてしまう原因と仕組み、対処方のご紹介!
2021.02.27
ブレーカーが落ちて自宅の電気が切れてしまったことはありませんか?
なぜ、ブレーカーは落ちるのでしょうか?また、頻繁にブレーカーが落ちる場合はどうしたいいのでしょうか?
今回はブレーカーが落ちてしまう原因と仕組み、対処法をご紹介いたします。
電気が通っている家には絶対にあるブレーカーとは
過電流や漏電からの火災事故を防ぐため、電気を安全に使うため電気回路を遮断する装置のことを言います。
大きく分けて「配線用遮断器」と「漏電遮断器」と「安全ブレーカー」の3種類あり、全てのスイッチがオンになっているのが正常です。
配線遮断器とは(アンペアブレーカー)
契約している一定のA(アンペア)以上に電流が流れたときに電流を遮断し、回路や電線を保護する役割があります。このことを「過電流」と言います。
過電流が起こる原因は同時に電化製品を使用してしまった時や機器の故障によるショートした2つが原因です。
過電流の状態が続くと発火や火災に繋がる可能性が高いため、配線遮断器はそのような危機的状況になる前に電源を遮断し、回路や機器を守る役割を果たしています。
漏電遮断器とは(漏電ブレーカー)
配線遮断器にある過電流の遮断機能とは別に、漏電を探知し遮断する役割を持ちます。
各家庭やお店などブレーカーと一緒に取りつけられてます。
配線等の経年劣化で電流が外に漏れてしまい、感電すると火災や感電死してしまい大変危険です。
漏電遮断器はこの漏電を探知、電流の流れを遮断する役を割りを果たしています。
安全ブレーカーとは
各部屋の回路ごとの電気を管理しているブレーカーです。
配線遮断器や漏電遮断器は大きく2つ並んだスイッチですが、安全ブレーカーは部屋ごとにブレーカーのスイッチが別れており、つまりアンペア数が書かれています。
過電流が起きた際は各部屋ごとに電気が遮断されるようになっています。
ブレーカーが落ちてしまう原因・落ちたとき
その1、アンペアブレーカーが落ちたとき
電気の使いすぎが原因です。
電力会社と契約しているとアンペア数以上の電気を一度に使用すると落ちる仕組みになっているので、消費電力の大きい電化製品は一度に使用することでアンペアブレーカーが落ちます。
落ちたブレーカーを上げればまた電気が使えるようになります。
消費電力の大きい電化製品
電子レンジ 15アンペア
オーブン・卓上IH 14アンペア
ドラム式洗濯乾燥(乾燥時)・炊飯器・食洗機 13アンペア
ドライヤー 12アンペア
エアコン・掃除機・電気ケトル 10アンペア
洗濯機 5アンペア
アンペアブレーカーが落ちないようにする対処法
キッチン周りは消費電力の大きい家電が多く集まり、忙しい家族がいる時間帯の夕食の準備中はブレーカーが落ちる家庭が多いと言われています。
①消費電力の大きい電化製品を特定しておく
上記で紹介した消費電力の大きい電化製品を把握しておくと、同時に使用することがなくなりブレーカーが落ちることが少なくなります。
②使用していない電化製品の電源は切っておく
ご自宅で使用していない電化製品のコンセントを入れたまま、電源を入れたにしていませんか?
使用していない電化製品はコンセントを抜いておくことオススメします。コンセントを抜いておくことで節電にもつながります。
その2、漏電ブレーカーが落ちたとき
家や建物のどこかしらで部屋で漏電が起きている可能性があります。
どこの部屋で漏電が起きているか早く見つけだし、部屋の電気を復旧させます。
手順
①安全ブレーカーを全て下げて「切」にする
②アンペアブレーカーと漏電ブレーカーは上げて「入」にする(ボタン式はボタンを押す)
③安全ブレーカーを1つずつ順に上げて「入」にする → 安全ブレーカーをゆっくり1つずつ上げて「入」にすることで、漏電してる部屋の漏電ブレーカーが落ちます。
④漏電ブレーカーが落ちた部屋が分かれば、他の安全ブレーカーは上げて「入」にし、漏電している部屋の家電を見つけます。
漏電している家電のプラグを抜くときは安全のため、ブレーカーは切れた状態で行いましょう。
該当する部屋以外の回路は使えるため、他の部屋は使用できます。
漏電の原因が家電の場合は家電を買い換えれば解決しますが、家電が原因でなく配線が原因の専門家の漏電は電気工事店に修理してもら必要があります。
漏電ブレーカーが落ちないようにする対処法
アンペアブレーカーは同時に使用する電化製品を減らすことでブレーカーが落ちることを防げますが、漏電ブレーカーが落ちてしまうことは危険が伴うことと、気を付けなければならないことがあります。
①電気コードをまとめて使用し、ぐちゃぐちゃな状態で使用しないこと
電化製品のコードを曲げたまま使用すると中の配線が断線し、接触不良や熱を持ちコードの絶縁体の機能が損なわれます。
それらが原因で家電のショートや漏電が発生します。
コードはなるべく絡むこと、曲げることないように使用しましょう。
②水気の多い場所や湿度の高い場所での電化製品の取り扱いに気をつける
電化製品は水気や湿度、湿気にとても弱いです。
もし、濡れた状態のまま電化製品を使用すると漏電してしまいます。単純に電化製品の買い替えで解決する場合、または火災が起きてしまうような大事故につながるので気をつけましょう。
特に水回り(洗面所、キッチンなど)では濡れた状態で使用しないように注意が必要です。
その3、安全ブレーカーが落ちたとき
主な原因は安全ブレーカーが対応している部屋や場所の電気の使い過ぎや電化製品の故障と言われています。
アンペアブレーカー同様、電力会社と契約しているアンペア数以上の電気を一度に使用すると落ちる仕組みになっています。
特定の部屋が使えない状態になったときはブレーカーを上げると復旧すると言われています。
①電化製品のショートが原因の可能性があるため、安全ブレーカーの落ちた部屋のコンセントを全て抜く
火災の可能性があると電化製品の焦げた臭いがすることがあります。コンセントを抜いておくことで、火災を防ぐことができます。
②落ちている安全ブレーカーを上げて「入」にする
必ず①の作業は行うことが前提です。
③あらかじめ抜いていたコンセントを1つずつ入れてみる
ここでまた安全ブレーカーが落ちてしまったら電化製品がショートしている可能性があるため、該当する電化製品は使用しないでおきましょう。
安全ブレーカーが落ちないようにする対処法
対処法は安全ブレーカーが落ちてしまった部屋の電気使用量を減らすことです。アンペアブレーカー同様に一度に使用する電化製品を少なくすることで解決できます。
安全ブレーカーはアンペアブレーカーと同じ理由で落ちるため、対処法は基本的に同じと思っていただいて大丈夫です。
まとめ
アンペアブレーカーと安全ブレーカーは電力会社と契約してるアンペア数を見直すことで解決できます。
ブレーカーが頻繁に落ちてしまう原因は契約している電気料金プランが見合っていないことが明確な原因です。
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