トップブログ”温かいお風呂も電気が大事〜ガス給湯器と電気給湯器について〜①”
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”温かいお風呂も電気が大事〜ガス給湯器と電気給湯器について〜①”

2022.01.09

皆さん、お風呂は好きですか?

寒い時期になると、湯船に熱いお湯を溜めて、一日の疲れを吹き飛ばすためにもお風呂に入ることが好きな方は少なくないと思います。
中には、一日に3回も入る人も居るので、やはりお風呂というのは今や生活に欠かせないものとなっております。

そんなお風呂もガスや電気と切り離すことができない関係でもあり、今回はお風呂と電気について書いていこうと思います。

昔のお風呂はどのようにして利用していたか?

本題に入る前に、昔のお風呂をどのように利用していたのかを書いていきたいのですが、昔から、日本人は温泉や石風呂に入浴していたそうです。

「銭湯」というものが登場したのは江戸時代になってからで、当時の銭湯は、蒸し風呂の一種でもある戸棚風呂という形でした。
戸棚風呂というのは、熱く焼いた小石の上に水をかけて湯気を出して、上半身を蒸らし、浴槽に膝の高さ程にお湯を入れ、下半身を浸すという仕組みです。

簡単に言うと、「サウナ」ですね。

当時は浴室の湯気が逃げないように、出入口に戸を付け湯気が逃げるのを防いでいました。
しかし、出入りが多くなると湯気が逃げてしまうため、「石榴(ざくろ)口」という板で囲まれた小室に浴槽を置くことによって、出入口に天井から低い板をさげ、湯気が逃げるのを防ぐという工夫をしていました。

現在の入浴方法である、「据え風呂」ができたのはその時代から数年ほど後になってからになるのですが、一般の庶民の家庭にも据え風呂が広まりました。

湯を沸かす方法として、湯舟は湯量が少なく済むように、人一人が入れるほどの木桶を利用し、浴槽の縁に通気口のついた鉄製の筒をたてて、この中に燃えている薪を入れます。

この方法が当時の湯の沸かし方で、今と比べるととても原始的ですよね。

給湯器の種類

昔と違い、今は火に薪を焚べなくても給湯器があればお湯を温めることができます。
さて、ここでは給湯器の種類について書いていこうと思います。

・給湯器は電気とガスの2種類

給湯器は、電気給湯器とガス給湯器の2種類があります。

名前の通り、熱源が電気かガスかの違いですね。
ここでは、両方の特徴を書いていきたいと思います。

・電気給湯器

電気給湯機器というのは、電気を利用して水を沸かして、お湯を作る給湯器と、ヒートポンプ給湯機の総称です。
電気ヒーターを利用して、直接的に水をお湯に沸かす仕組みのものを給湯器と呼びますが、空気を集めてそれを圧縮、加熱した熱を熱交換器で水に伝えお湯に沸かし上げる仕組みのものをヒートポンプ給湯機と呼びます。

電気給湯器は、ガス湯沸器や灯油などの油炊きボイラーのように燃焼させる機能がないので、安全でかつ環境に優しいです。
なお、燃焼機能が整備されていないということは、CO/CO₂が発生しないため、換気設備も不要で、ガス漏れなどの心配もありません。

・ガス給湯器

ガス給湯器自体は2種類に分かれていて、それぞれ「貯湯式」と「瞬間式」があります。

貯湯式というのは、ある一定の水をタンクに貯めて、ガスでおこした火の熱で設定した温度まで水を温める方法です。

瞬間式というのは、水が通るパイプの周りに直火を当て、その中を通る際に一瞬で沸かす方法です。
水がパイプを通る際に温まるため、必要なときに好きなように使えます。

電気給湯機を使うメリット・デメリット

電気給湯器を使うにあたってメリット・デメリットがあります。
これから利用する方にもわかりやすいようにここでは書いていきたいと思います。

・メリット

メリット1:「経済的に優しい」

電気給湯器は、ガス給湯器に比べて安いと言われています。
ガス給湯器は屋外に設置している分、お湯が出るまでに時間がかかり、水が無駄になりやすいですが、電気給湯器は電気代が安い時間帯にお湯を作っておくことも可能なので、比較的安い理由がわかりますね。

メリット2:「長持ちする」

電気給湯器は、ガス給湯器に比べて寿命が長いです。
電気給湯器の平均寿命は20年程度ですが、ガス給湯器の寿命は10年程度になります。

電気給湯器に比べてガス給湯器の寿命が短い理由は、配管を火を利用して温めるため、劣化しやすいと言われています。

メリット3:「音がうるさくない」

ガス給湯器に比べて、電気給湯器は比較的音が静かです。
電気給湯器は着火時にガス給湯器のような音がしないため、運転時に機械音がしないためです。

・デメリット

デメリット1:「設置費用が高い」

電気給湯器はガス給湯器に比べて設置費用が高いです。
その代わり、ガス給湯器よりも長く使えるのでその分高くなっているのかもしれません。

デメリット2:「場所を取る」

電気給湯器は設置するものによってかなりでかいため、室内で設置する場合は場所をとってしまうのがデメリットの一つですね。

ガス給湯機を使うメリット・デメリット

ガス給湯器を使うにあたってももちろんメリット・デメリットがあります。
電気給湯器と比べてみるのも良いでしょう。

・メリット

メリット1:「設置費用が安い」

ガス給湯器は、本体ひとつと工事費用だけなので、電気給湯器に比べると設置費用が安い場合が多いです。

様々な業者を調べても、設置コストの差はやはり顕著に現れています。

メリット2:「そこまで設置スペースを取らない」

ガス給湯器自体は本体が一つだけなので、設置スペースをあまり取りません。
更に、壁に設置するタイプの給湯器もあるので、ご自宅の内壁に設置することも可能です。

・デメリット

デメリット1:「光熱費が高い」

ガス給湯器は、光熱費が高くなってしまうデメリットがあります。
しかも、プロパンガスを使用している給湯器の場合は、燃料費が一気にあがる可能性がありますので、気をつけてください。

デメリット2:「災害時に弱い」

ガス給湯器は使用時に水をお湯にする形式なので、断水時にはお湯や水も使えなくなります。
なので、災害に備えて予め浴槽に水を貯めてなくてはいけないので、そのような対策が必要になるのは一つのデメリットになるでしょう。

まとめ

今回のブログはいかがでしたでしょうか?

まずは、お風呂に必要な給湯器の種類やメリットとデメリットを書いていきました。
普段、給湯器の事を気にせずお風呂に入っている方も少なくありませんので、今回のブログを機に、是非ご自宅の給湯器について少し興味を持っていただければと思います。

次回はもっと深くまで書いていこうと思いますので、是非お楽しみにしていてください。