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電気で料理?電気調理器の便利さ〜電気コンロ編〜

2022.02.13

いきなりですが、皆さんは自分で料理をしますか?

主婦の方でしたら頻繁に料理を作る機会があると思いますが、近年一人暮らしをしている方や仕事が忙しくて家事ができずに、どこかの飲食店で済ませたり、フードデリバリーを頼んでしまう方も多いのではないでしょうか?

あまり自炊をしなくても気軽にご飯を食べられる今の時代、料理をする機会が少なくなってしまったかもしれませんが、それでも料理ができることに越したことはありません。
しかも、簡単に料理ができるような電気調理器具も日々増えているので、今回はそんな調理器具について書いていこうと思います。

電気で使用する調理器具とは?

そもそも、電気で使用する調理器とは具体的にどのようなものなのでしょう。

名称的にも、電気を使うものというのはなんとなくわかるかとは思いますが、具体的なものがどんなものなのか知っている人は多くはありません。

ここでは、電気で使用する調理器具とはどのようなものか書いていこうと思います。

・電気調理器具の特徴

電気調理器具と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは「IHクッキングヒーター」ではないでしょうか?
しかし、一般的に「IHクッキングヒーター」は、電磁を利用することによって、熱くなるヒーターがついているコンロの事を言います。

主に、動力が違うだけなので、ガスコンロを使ったときと同じような仕組みで熱が伝わるようになっているのがこちらの「IHクッキングヒーター」です。
そのため、「IHクッキングヒーター」の事を「電気コンロ」と呼ぶこともあります。
詳しく言うと、「IHクッキングヒーター」は電気調理器や電気コンロとは微妙に違うのですが、ひとまとめに捉えている方もいますので、後ほど記載させていただきます。

電気コンロは熱を発生させて鍋やフライパンを暖めるというそのシンプルな仕組みから、簡単に利用できますし、電気調理器具はガスを使わずに使用するため、火を起こす必要がありません。
火を使わず安全であるため、高齢者やお子様でも安心して利用することができます。

加熱の種類がある

電気調理器は加熱の仕組みに色々な方法があります。
そもそも、電気調理器というのは加熱の仕組みによって電磁調理器とも呼ばれ、電気を使っているから電気調理器という訳ではありません。

そのため、電気調理器と同じく電気を使う調理器の中には、電磁調理器というものが存在するのです。

その電磁調理器具の代表的なものが「IHクッキングヒーター」。
トッププレートの下に、熱ではなく磁力線が発生する渦巻き状のコイルが組み込まれています。
電気を流すことで発生した電磁線が鍋底を通過し、渦電流が起こることによってその電気抵抗が鍋そのものを発熱させる仕組みになっています。

そんな電磁調理器にも種類がありますので、簡単に説明して行こうと思います。

・シーズヒーター

シーズヒーターとは細かく言うと、発熱体であるニクロム線というものに、金属製のパイプを被せた加熱エレメントのことを指します。

仕組み自体は簡単なため、日本国内外問わず広く扱われているヒーターです。

ニクロム線は、螺旋状になって金属パイプの中に配置されているため、そこに電気が流れるとニクロム線が発熱、その熱が金属製パイプに伝わることによって、表面が熱くなるという仕組みになります。
パイプとニクロム線の間には、マグネシアという絶縁粉末が入っているのですが、このマグネシアの働きによって、金属パイプ自体に電気が流れることを防いでいるため、感電することなく加熱効果のみ得ることが可能なのです。

・ハロゲンヒーター

ハロゲンヒーターというのは、ハロゲン電球を利用した加熱エレメントのことを指します。
ハロゲンヒーターの特徴としては、熱伝導に加えて輻射伝導加熱という仕組みを持っています。

こちらは、放出された電磁波が、伝達先の物体に当たることによって分子振動を起こし、熱を発するという仕組みです。
ハロゲンヒーターは立ち上がりや立ち下りが早く、コントロール性に富むという特徴も持っているため、ガスに近い火力調節も可能なことによりガラストップコンロにも採用されている方式です。

・ラジエントヒーター

ラジエントヒーターというのは、鍋が接する部分にニクロム線を渦巻き状にして埋め込んだ調理機器のことを指します。
電気が通ることによって、ニクロム線が発熱、その熱がトッププレートを通って鍋が温まります。

ラジエントヒーターの特徴としては、炙り調理ができるという点もあり、網を置けばトーストや餅などを焼くこともできます。

IHクッキングヒーターのメリット・デメリット

ここまででIHクッキングヒーターについて書いていきましたが、IHクッキングヒーターを使うことによって起きるメリット・デメリットについて簡単に書いていきましょう。

・IHクッキングヒーターのメリット

まず、IHクッキングヒーターのメリットから説明いたします。

・メリットその①「トッププレートが掃除しやすい」

IHクッキングヒーターは、平たいプレートなので、汚れをさっと拭き取ることができます。
焦げがこびりついたりもしないため、清潔を保ちやすく、とても便利です。
しかし、トッププレートは鍋と接触を繰り返すので、傷つきやすく割れてしまう可能性もあるため、注意してください。

・メリットその②「部屋が暑くなりにくい」

IHクッキングヒーターは火を使わないので、熱気が充満しにくく夏でも快適に料理が作れます。

・メリットその③「安心・安全」

IHクッキングヒーターは火を使わないため、安全性があります。
小さな子どもや、ご高齢の方がいても危険が少ないため安全です。

・IHクッキングヒーターのデメリット

・デメリットその①「IH対応調理器具しか使えない」

IHクッキングヒーターは、電磁調理器具ですので、IH対応の調理器具しか使えません。
近年、色々なIH対応の調理器具も増えてますが、どうしても他の同じ種類の調理器具と比べたら価格も高く、種類も少ないのがデメリットです。

・デメリットその②「やけどする可能性がある」

IHクッキングヒーターで調理してる最中に、ついうっかりパネルを触ってしまい火傷をしてしまう可能性があります。
火が出ない分、ふとしたことで触れてしまう可能性があるため、十分に気をつけて利用しないといけません。

まとめ

今回は電磁調理器具の代表であるIHクッキングヒーターに焦点を合わせて書いていきましたが、次回は他の様々な電気を使う調理器具について書いていこうと思います。