電気治療?肩こりや腰痛に効く電気
2022.08.13
我々人間の天敵である肩こりや腰痛。
皆さんも経験あるかとは思いますが、季節の変わり目や仕事でずっと座ってパソコンを利用していると、肩こりや腰痛に悩まされることはありませんか?
特に、以前ギックリ腰をやっている人は腰痛に悩まされますし、頭痛持ちの人は肩が凝っている人が多いでしょう。
若い時は全く気にしなかった肩こりも、年を重ねるごとに辛くなっていくのがわかります。
しかし、電気の力で肩こりや腰痛が良くなることを皆さんご存知でしょうか?
今回のブログでは、肩こりや腰痛と電気の関係について書いていこうと思います。
肩こりや腰痛に悩まされている方必見のブログですので、最後までお読みください。
人間の体の中には電気が流れている
結構この話をするといろんな方に驚かれるのですが、皆さんは人間の身体に電気が流れているのをご存知でしょうか?
人間の身体には、身体機能全てを動かしている超微弱な電流が存在しています。
その電流は細胞から作られていて全身に張り巡らされています。
この電流のことを「生体電流」というのですが、脳や心臓の動きの源ですし、血液やリンパの流れなどはこの生体電流によって機能しているのです。
なので、よくアニメの特殊能力で電気を発する人間がいますが、実際に人間には電気が流れているので、少し夢がありますよね。
生体電流は身近に関係している?
皆さんの体に宿っている生体電流は、とても身近に関係しています。
一番わかり易いのが、心電図や脳波。
この心電図や脳波、筋電図などの医療関係は生体電流を利用して検査をしています。
更にもう少し身近なものだと、我々が毎日触っているスマートフォンやタブレットは生体電流を検知することによって操作ができるようになっているのです。
このように、普段の生活で生体電流が利用されているものがあるととてもわかり易いですよね。
電気治療とは?
電気治療というのは、先程説明した「生体電流」を利用してます。
生体電流は、細胞内が「−」、細胞外が「+」の電位で安定に保っているのですが、そこに何らかの刺激が加わると、細胞外が「−」、細胞内が「+」に変化するため、外部からの電気的な刺激によって、反応する性質で痛みの感覚を和らげる治療を施すのが電気治療になります。
筋肉の緊張で起こる血行不良は、腰回りの痛みや肩こりの大きな原因の一つになるため、電気治療で筋肉をほぐし、血流を促進して痛みを緩和します。
電気治療の種類
電気治療の種類には、主に7種類あります。
それらを簡単に説明していきましょう。
1,低周波治療
低周波治療は簡単に言うと、周波数の低い電流を流して治療する、言葉通りの治療法になります。
しかし、どのくらいの周波数を指すのか、知らない方のほうが多いのではないでしょうか。
家庭用とかでもよく販売はされているのですが、皮膚表面に周波数1,200Hz以下の微弱な電流を流すことによって、その刺激により痛みの緩和や筋肉のコリの解消を図ります。
2,中周波治療
中周波治療は、低周波では届かなかった筋肉の深層部まで電流を流すことで筋肉の緊張を解す事が出来ます。
よく「腹筋が割れる機械」にも使われるくらいの周波数なので筋力をつけるのに必要な筋収縮の効果も期待できます。
治療とは関係ないですが、痩せるための機械をお腹に当てて、腹筋を割っても必ずモテるわけではないので、モテたい場合は機械に頼らずにモテるような性格になるよう努力してください。
3,高周波治療
高周波治療は、中周波より高い周波数で1万Hz以上を流します。
高い周波数によって、皮膚抵抗による刺激も少なく、更に低周波治療では届かないような筋肉の深層部まで電流を流すことができます。
身体の深部まで届くので、中周波以下では効かなかった場合でも効くこともあります。
4,干渉波
干渉波は、周波数の異なる電流を流し、その電流同士が身体の深部でぶつかる刺激によって治療します。
この電流同士がお互いに干渉することから「干渉波」と呼ばれるようになり、この原理を利用したのが干渉波治療になります。
干渉波によって発生するのは低周波で、体の奥の痛みを和らぎ、血行が促進されます。
一般的にプラスとマイナスのそれぞれ2組、合計4つの極に接続された吸盤を四角形に貼り付け電気を流します。
5,微弱電流治療
微弱電流治療は、生体電流と同じようなレベルのごく弱い電流で治療するものです。
筋肉に電気刺激を与えて、ケガや痛みの治療の際に効果を発揮することができます。
よく運動後のコンディショニングケアに使用されている治療法で、エステなどの美容機器などにも使われます。
6,超音波治療
超音波治療はその名の通り、超音波を使った治療です。
よく骨折などの治療に行われることが多く、微弱な超音波を1日1回約20分間ほど、骨折部に当てることで骨折治癒を促進する治療法です。
他にも温熱や振動によって血管拡張効果をもたらすので、肩こりの治療にも最適です。
7,マイクロ波
マイクロ波治療というのは、マイクロ波(極超短波)を患部に集中照射して身体の奥から暖める温熱療法です。
開口角度が可変式に設計されているため、手首や肘、膝などの患部にもピンポイントで当てることが可能です。
電気治療は昔からあった
電気治療は最近の医療だと思う方は多いと思いますが、実は2500年前から行われている治療なのはご存知でしょうか?
現在、2500年前にギリシャのとある町医者が生物のシビレエイが放散する電気を利用して痛風などの治療をしていることがわかっております。
また、紀元前1世紀頃に出版されたディオスコリデという書物の中には、電気を発生する魚類の説明が書いてあるのですが、その電気を利用して痔などの治療をする方法が書かれています。
このように、電気治療によって身体が治るということを、大昔からわかっていたのかもしれませんね。
電気治療は家でもできる
最近では、家庭用電気治療器の販売もされているためご自宅で電気治療をすることも可能です。
電気代も一ヶ月5円もしない製品も多く販売されているため、もしも仕事や怪我などで通院が厳しい場合は家庭用電気治療器を購入しても良いでしょう。
しかし、使っていると気持ちが良いからと言って、ずっと使っているのは身体や電気代にも悪影響なので、使い方を間違えないようにご利用することをおすすめします。
まとめ
今回のブログでは電気治療について書きましたが、身体の中に電気が通っているのには驚きましたね。
中二病ではありませんが、いつか人体から強烈な電気を発生させて、毎月の電気代も安く抑えられたら嬉しいですよね。