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夏の電力不足

2022.07.16

最近ニュースでも取り上げられている、「夏の電力不足」。

政府が2022年夏の電力需給のひっ迫に備え、7年ぶりに全国規模の節電要請を実施することを発表しました。

東北や東京、中部の3つのエリアで、予備率が3.1%とギリギリの状況とのことで、この数値は10年に一度の厳しい気温を想定しているものです。

実際に、なぜそのような状況になったのでしょうか?

今回のブログでは、夏の電力不足について書いていこうと思います。

なぜ電力不足がおこるのか

今年の夏の電力不足。

なぜ電力不足が深刻化しているのでしょうか?

それは、ウクライナ情勢や今年の猛暑によるものも起因していますが、主に「火力発電所の稼働率が低下し休廃止が相次いでいる」ことが原因になっています。

再生エネルギーが導入され、それが拡大した反動により火力発電の稼働率が低下しています。
更に、福島県沖地震により、一部の発電所が未だに稼働できていないことが挙げられるため、使用電力に対して発電能力が下回ってしまい、電力不足が起こってしまいます。

電力を使用しすぎると罰金!?

タイトルだけ見ると「え、私達が電気をたくさん使うと罰金があるの!?」と思われるかもしれませんが、経済産業省が電力需給の逼迫が見込まれる今冬に、大規模停電の恐れがあると判断した場合、大企業などを対象に「電気使用制限」の発令を検討するとの発表がありました。

こちらは強制的な措置なので、違反すれば罰金が発生するのです。

一般市民の我々にはあまり関係ない話かもしれませんが、常日頃に節電することを心がけないと、今後同じような電力不足に見舞われてしまった場合に、何かしらのリスクが発生する可能性があります。

ですので、できる限り節電を意識するようにしましょう。

電力不足の対策

電力不足が深刻化している中、どのような対策をすれば良いのでしょうか?

実際に、電気代が18カ月連続で値上がりしていることも危惧されているため、家庭での節電・省エネの取り組みを書いていこうと思います。

使用電力量の確認

毎月自分が使っている電力量は把握していますか?

この、電力量の把握は結構大事で、毎月の使用電力量を把握することによって節電の目標をたてられます。

どんな家電が一番電力消費量が多い?

どの家電が一番電力の使用量が多いのかわかれば、節電もしやすくなります。
自分の家にある家電の中、夏場で一番高い家電はどれでしょうか?

【消費電力が高い順位】
1位 エアコン
2位 冷蔵庫
3位 照明
4位 テレビ
5位 洗濯機
6位 パソコン
7位 その他

夏場はどうしてもエアコンが一番電力消費量が多いようです。

毎年、夏の気温が高くなっている現状、エアコンの消費電力をすこしでも減らせるようにすることが一番の節電になりますね。

節電の方法

夏は冬と同じく一年のうちで電力消費量が多い時期です。
そのため、しっかりと節電しないと電気代が高くなってしまいます。

ここでは、夏の節電方法を細かく書いていきましょう。

エアコンの節電

エアコンの節電で一番効果的なのは、温度調節です。
夏は28℃にして、冬は20℃くらいを目安にすると効果的ですが、ご自身の体調もしっかりと管理しなければいけません。

夏は28℃が良いからと言っても、ご自身が熱中症になったり風邪を引いてしまうのはよくありません。

病院代や薬代が余計にかかってしまい、節約どころではありませんよね。

設定温度の調整もそうですが、窓を開けて風通しを良くしたり扇風機を使うなどして体温調整もしましょう。

後は、エアコンのフィルターを掃除したり、室外機の周りを掃除するのもエコに繋がります。

冷蔵庫の節電

冷蔵庫や冷凍庫の節電はズバリ「設定温度調整」でしょう。
エアコンもそうでしたが、冷蔵庫や冷凍庫は設定温度を調整するだけでも節電に繋がります。

しかし、気をつけなければいけないのが、冷蔵庫内温度の上昇。

冷蔵庫内の温度が上がってしまうと、冷ますために電力を消費します。
ですので、できるかぎり冷蔵庫の開閉回数を減らしたり、熱いものは冷やしてから冷蔵庫にいれるようにしましょう。

照明の節電

照明の効果的な節電は、すべての電球をLED電球にするだけです。

あとは、使っていない部屋の照明はこまめに消すようにすれば、だいぶ電気代が下がります。

場合によっては、センサー式照明を購入するのも手かもしれませんね。

テレビの節電

皆さんが使っているテレビは、液晶テレビですか?それともブラウン管テレビもしくは、プラズマテレビだったりしませんか?

実は、テレビの節電に一番効果的なのは、テレビの種類が関係します。
テレビの種類の中で一番電気代がかからないのは、液晶テレビなので、液晶テレビをもってない方は購入したほうが長期的に考えて安くなります。

あとは、画面の明るさを調整したり、使わない時の主電源をオフにして待機電力をカットすることで節電に繋がります。

その他の節電

基本的に、家電を節電に繋げるのに一番効果的なのは「待機電力のカット」です。

パソコンや空気清浄機なども、待機電力が発生していますので、こまめに電源プラグを抜くと節電に繋がります。

あとは、古い家電を買い換えるのも効果的です。

特に、テレビや照明器具は古い家電を使用していると、思った以上に電気代がかかってしまうので、省エネ機能がついた家電や、必要電力が少ない家電を買うと、長期的に見て安くなったりもしますので、皆さんが普段使用している家電が古いのかどうかチェックしてみてください。

節電グッズを購入するのもおすすめですので、ご自身にあった節電グッズの購入も検討してみましょう。

まとめ

いきなり、日本政府から「電力不足が起こって電気が止まるかもしれないから、できる限り節電してください」と言われても困りますよね。

しかし、節電は日本政府だけが特をするわけではありません。

今後の日本のために我々も意識しないといけない問題ですし、節電を意識するだけで毎月の電気代が下がるのは嬉しいですよね。

なので、今からでも皆さんが節電を意識すれば節電生活に慣れて、大規模停電もおきなければ、電気代が高くなることもありません。

今後の皆さん自身のためにも、できる限り節電を心がけましょう。