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電気風呂について

2022.12.25

皆さん寒い日は湯船に入りたくなりますよね。

家のお風呂でもいいかもしれませんが、たまには少し気分を変えて銭湯とかにいきたくなりませんか?

銭湯やスーパー銭湯などでよく見る「電気風呂」。

その他にも、ゆず風呂や水風呂など、色々と書いてあるお風呂を見かけたことがある方もいると思います。

電気風呂は「電気」と書いてあることから少し怖いイメージをお持ちの方も少なくないと思いますが、実はかなり嬉しい効果があることを皆さんは御存知でしょうか?

今回は電気風呂についてブログを書いていこうと思います。

電気風呂とは?

電気風呂はお風呂の中に微量の電気が流れていて、入ると身体がビリビリするお風呂です。

お風呂の中に電極が取り付けられていて、その電極から微量な電流を流すことによって体内のイオンを調整して筋肉を収縮させます。

電気風呂には種類があり、

・ソフトタイプ
・マッサージタイプ
・マルチタイプ

など、色々な種類がありますが、基本的にはマルチタイプが主流のようです。

電気風呂のしくみ

電気風呂の電気はどのようにしてお湯に流れているのか気になる方もいますよね?

電気風呂の装置は、「電源装置」「電線」「電極板」の3つから構成されています。

この3つの電源装置から発生させた微弱な電気を、配管・配線した電線を通して浴槽内に設置した電極板間に通電させることによって、お湯に浸かるとビリビリするようになっているのです。

電気風呂は危険?

電気風呂に浸かると、痛いと感じる人も少なくありません。

先述しましたが、電気を発している電極というものが湯船の中に設置されているため、その電極に近づけば近づくほどビリビリ感が強くなり、人によっては痛いと感じることもあります。

この痛みの原因は、電流が体内に流れることによって筋肉に刺激が伝わり、収縮するためです。

もちろん、痛いというのはあまり良くないイメージではありますが、「痛い=危険」ということはありません。
逆に、身体に良い効果があることが多いため、ご自身に合った浸かり方を探しましょう。

電気が放つ良い効果

電気風呂の効能として挙げられるのが、身体のコリを改善してくれることです。

電気風呂は、電極板から流れる電流の作用によって筋肉を収縮させるので、血行促進効果が得られます。

また、お湯との相乗効果によって身体のコリや筋肉痛、腰痛などを改善してくれるほかにも、関節痛や神経痛、むくみや冷え性慢性疲労を和らげてくれる効果が期待できると言われています。

電気風呂の注意点

とても効能があると言われている電気風呂ですが、身体に電流を流すため入浴する際には少し考慮しないといけないこともあります。

ここでは電気風呂に関しての注意点等をお伝えします。

まず一番重要なことですが、ペースメーカー等の医療器具をつけている人は絶対に入ってはいけません。

他にも心臓病をお持ちの方や妊婦さん、乳児や体調の悪い方は電気風呂の入浴を避けたほうが良いと言われています。

また、電気風呂には血行促進の効果があるため、高血圧や動脈硬化の方の入浴も控えましょう。

身体に電流を流すのは良い効果がある反面、強い刺激を受ける場合もあるので気をつけましょう。

人体に流れる電気量

電気風呂という名前のとおりに、お湯の中に電気が流れているわけですが、やはりどのくらいの電気が身体に流れるのか知りたいですよね。

大体は銭湯のホームページなどに記載していますが、
およそ「出力電圧=5〜10V」で「出力電流=1〜10mA」程度がほとんどです。

もちろん、設置する種類によっても異なりますが、関東ではどこも同じ程度という認識で構いません。

しかし、関西や九州、北海道だと高めに設定している場所も多いとのこと。

料理と同じで、地域によっては少し違う感覚なのかもしれませんね。

電気風呂で感電しない理由

そもそも、感電してしまう理由は電圧量でなく、体に流れる「電流」で決まります。5Vしかない低電圧であるスマホの充電器さえも、1Aくらいの電流を出力できる能力があるため、充電器の先端をお湯につければ人は感電してしまいます。

最悪の場合は死亡してしまいます。

しかし、電圧が100Vであっても、直列に100kΩの抵抗を挟むことによって、風呂の湯の電気抵抗がどんなに小さくなったとしても1mAまでしか流れないため、感電死することがないのです。

電気風呂の入り方

ここでは電気風呂のおすすめ入浴方法を説明します。

正直、ご自身の好きな方法で入浴しても構いませんが、電気風呂に入る前に普通の湯舟に入り、体をお湯に慣れさせるのが良いでしょう。

※ネックレスやブレスレットなどのアクセサリー類をつけている方は、金属部から強い電流を受けるためとても危険。もし入浴する際は最初に外しておきましょう。

湯船に入る際は、一気に全身で入らずに足先からゆっくり浸かってください。電極部分が一番刺激が強くなっているため、離れた場所から少しづつ移動するのもおススメです。

湯船に浸かったらついつい長湯をしてしまいがちですが、電気風呂に長湯は厳禁です。およその目安ではありますが、最初に3分ほど浸かったら湯船からあがり休憩を挟みます。

これを2〜3回にわけて入浴するのが効果的です。

痩せたいなら電気風呂がおすすめ

コリや腰痛に効くと言われている電気風呂ですが、実はダイエットにも効果があると言われています。

直接脂肪を分解してくれるわけではありませんが、電気風呂にはマッサージ効果もあるため、代謝が良くなり痩せやすくなります。ガッツリと痩せるわけではありませんし、個人差もありますので気持ち程度と思っていただければ幸いです。

まとめ

電気風呂は名前だけを読むと少し怖いかもしれませんが、実際は身体の調子を整える効能があります。
もちろん入る際の注意は必要ですが、こうやって電気は明かりをつけるだけではなく、人間の身体にとっても便利なものであることがわかりますね。

普通のお風呂に浸かるだけで身体も心も癒やされますが、電気風呂だけではなく色々な種類のお風呂に入ってみるのも良いのかもしれません。

今回は電気風呂について書きましたが、このブログを読んで電気風呂に入りたくなった方がいてくれたら幸いです。