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ライブハウスの電気代は高い?ライブハウスの色々な事

2022.09.25

爆音で音楽を生で聴きたい…。

そこで皆さんが思い浮かぶのはなんですか?

そうです。生のバンドサウンドを大きな音で聴ける環境…それはライブハウス。

もちろん、武道館や野外フェスなども大きな音を聴くことができますが、そもそも音楽メインの用途として成り立っていないのでいつでも行くことができません。
むしろライブしてない日の方が圧倒的に多いでしょう。

そんなライブハウスも、新型コロナウイルスの影響で経営が厳しくなり閉店してしまう場所も増えました。

ライブハウスは生の音楽を大きな音で聴ける環境に加え、照明や演出機能が備わっている場所がほとんどで、毎日の電気代が高いと聴きます。

今回のブログでは、ライブハウスの電気代や仕組みについて書いていきましょう。

ライブハウスってなんだろう

有名なアーティストのライブでは、ライブハウスよりもホールなどのでかい会場で行うことが多いため、ホールやスタジアムなどのでかい会場は行ったことがある人も居るでしょう。

しかし、街中にあるライブハウスには行ったことがない人も少なくないと思います。

ライブハウスは収容規模100人程度の小さなものから2,000人強収容できるコンサートホール。

現在ではライブ以外のイベントもやっているライブハウスも多く、比較的小型で立ち見中心のイメージが大きいです。
基本的にライブハウスは飲食店の部類に入るため、可動式のテーブル席を置いてある場所も少なくありません。

ライブハウスとホールの違い

ライブハウスの他にも生の演奏が聴ける場所はたくさんあります。

ここではライブ会場の種類について書いていきましょう。

ライブハウス

先述したとおり収容人数100人〜2000人以上入る大きな規模のものまで幅広く、基本的にオールスタンディングです。

他の会場に比べてステージと客席との距離も近く、一体感や臨場感を深く味わうことができます。

ホール

ライブハウスよりも広く、収容人数1000前後〜8000人程度で市民会館や規模の大きな会議場などを指します。

基本的には固定された座席があって、指定された場所で楽しむ形になります。

音響設備なども整っている場所も数多くあるため、ライブ前提に作られていると言っても過言ではないのかもしれません。

アリーナ

アリーナは収容人数8000程度〜10000人以上でホールよりも多くの人が入れる会場のことを指します。

ライブ以外のイベントも開催されるので、ライブだけではなく競技会場としても利用されます。

座席などはイベントや会場によって違うので、もしもアリーナに行く機会がある方はイベントのホームページなどを見て行くことをおすすめします。

ライブハウスの魅力

皆さんのライブハウスのイメージはどうでしょうか?
大きな会場で好きなアーティストが単独公演しているイメージではありませんか?
もちろん、最近では有名なアーティストもファンクラブ限定やシークレットでライブをしたりする方が増えていますし、単独公演ばかりするアーティストもいます。

しかし、ライブハウスの魅力の一つとして、インディーズバンドやアイドルなどの場合は、いくつかのバンドが順番に出演する対バン形式でのライブイベントも多く存在しており、まだ知られてないアーティストを自分で発掘する楽しみがあります。

そして、ライブハウスで一番の魅力はなんといっても臨場感。
体全体で感じる生の音や、ホールやスタジアムと違って観客席とステージの距離が近いところが多く、ライブが始まれば手が届くほどの至近距離にいるミュージシャンの熱気や表情に感動すら覚えることでしょう。

あまり大きくないライブハウスだと、ファン同士も近い距離で同じアーティストを応援できるので、友達が増えたりもします。

ライブハウスでは感動をつくるためにいろんな「人」が動いている

ライブハウスだけではなく、各種イベントでは様々な人が動いています。

アーティストや運営、ライブハウスの音響や照明スタッフなどたくさんの人間がお客様を楽しませるために色々と考え、模索しています。

そんなたくさんの人がいるのは、お客様である皆さんの応援があるからこそであり、その一回のライブを満足できる環境を作るにはどうしても働く人間が必要です。

しかし、ライブハウスというのは更にお客様を満足させるために、色々な機材を用意しなければいけません。

そのお客様を満足させる機材とはなんなのでしょうか?

ライブハウスに必要な機材は多くある

皆さんがライブを楽しむために数多くの機材が必要です。

音響に必要な機材ではスピーカーやモニター、ミキサーなどがあり、照明機材であるLED照明や調光に必要な機械などがライブハウスには置いてあります。

特に照明ではたくさんの種類の照明があり、その照明一つ一つを操作して来場者のテンションを上げたり、雰囲気を出したりと会場の空気を自在に操らなければいけません。

その他にも場所によっては、雰囲気を出すためのスモークや自動幕など、たくさんの電力が必要になります。

そんなライブハウスの使用電力量はどのくらいなのでしょうか。

ライブハウスの電気代

ライブハウスのキャパシティにもよりますが、ライブハウスの電気代は一人暮らしのマンション一部屋分の約50〜100倍と言われています。

なので、一ヶ月1万くらいの電気代を払っている方は50万〜100万近く払っていることになります。

ライブハウスの電気代はアーティスト使用機材の量や使っている種類にもよるので一概に言えませんが、音響設備だけで3000Wの出力は必要なため、かなりの電力を使っていることになりますね。

ライブハウスが閉店する理由

ライブハウスは先述したとおり、電気代だけでかなりの経費がかかりますし、更に人件費やドリンク・フードの原価など費用がかかります。

そんなライブハウスも、新型コロナウイルス感染症の影響で入場制限や休業を今も強いられているところが多く存在します。

その中で売上の目処がつかなくなった場合、どうしても閉店させる決断を経営者は考えなければいけません。

ライブハウスが閉店することによって若手のアーティストがライブする場所を失ってしまい、音楽業界も廃れてしまいます。

You TubeやSNSなどで公開する場所があったとしても、生の演奏ができる場所が減るということは、皆さんも生演奏を聴く機会が減ってしまうのです。

新型コロナウイルス感染症が流行る前から、少しづつライブハウスへ足を運ぶ人が減っていたのもありますが、街中で見かける小さなライブハウスは皆さんが良く聞いているアーティストを育てた場所かもしれません。

機会があればライブハウスに足を運んでみてはいかがでしょうか?