懐かしきTVゲームの電気代②
2023.04.30
前回のブログでは、懐かしきTVゲームの電気代①として、まずはTVゲームの元祖と言っても過言ではない「ファミリーコンピューター」通称「ファミコン」について書いてきましたが、今回のブログではその続きを書いていきたいと思います。
ファミリーコンピューターの兄弟
ファミリーコンピューターが世に出て、家庭用ゲーム機がたくさんのご家庭で遊ばれた7年後の1990年。
ファミリーコンピューターの後継機である「スーパーファミコン」が登場しました。
スーパーファミコンのCPUには、16ビットのRicoh 5A22が搭載されていて、ソフトウェアの供給媒体には、ファミコンと同じくロムカセットを採用している。
もちろん、前作のファミリーコンピュータと比べて、描画や音源などの性能を大幅にアップしたスペックとなっているため、発売当時はかなりの衝撃だったそうです。
スーパーファミコンの誕生
スーパーファミコンは、前作のファミコンが家庭用ゲーム機で大ヒットしたため任天堂が1990年11月21日にファミコンの後継機として発売しました。
スーパーファミコンの発売は1988年11月に発表され、翌年7月を目処に予定していましたが、半導体不足などが不足しており発売を延期。
当時は、ゲームボーイや海外向けファミコンの『NES』がかなり売れていたことから、生産の余力が足りなかったと任天堂は話しています。
元々開発が間に合わなかったり、ファミコンと競合しないようにしたという憶測もありましたが、実際のところ本当の理由はわからなかったそうです。
ちょっとした豆知識にもなりますが、スーパーファミコンはファミコンソフトも遊べるように専用のアダプターの発売を検討していたのですが、ファミコンをすでに持っている人が前提と結論がついて、ソフトの互換性を外したそうです。
今でも任天堂のハードは互換性がないものがほとんどですよね。
スーパーファミコンのグラフィック性能自体は、当時出ていた家庭用ゲームの中でもトップレベルの高さで、約3万2000色中256色の同時表示が可能とのこと。
サウンドにはソニーのPCM音源が使われていて、生演奏に近いリアルなサウンドも実現することができました。
ファミコンと違って、上部側面には色々なゲームに対応するためL・Rトリガーが搭載され、後にたくさん出ている家庭用ゲーム機におけるスタンダードを築きました。
しかし、本体価格はファミコンよりも1万円ほど高く、2万5000円という価格で販売されました。
家庭用ゲーム機の発売順
上記では、皆さんにもわかりやすい任天堂の家庭用ゲーム機を主に説明させていて抱きましたが、ファミリーコンピューターやスーパーファミコン以外にも家庭用ゲーム機は出ています。
ここでは各ゲーム機の発売日を書いていきましょう。
【主な家庭用ゲーム機発売日】
・「ファミリーコンピューター」/1983/7/15
・「PCエンジン」/1987/10/30
・「メガドライブ」/1988/10/29
・「スーパーファミコン」/1990/11/21
・「PCエンジンDuo」/1991/9/21
・「セガサターン」/1994/11/22
・「プレイステーション」/1994/12/3
・「ニンテンドウ64」/1996/6/23
・「ドリームキャスト」/1998/11/27
・「プレイステーション2」/2001/4/18
・「X-BOX」/2001/11/15
・「ゲームキューブ」/2002/5/2
・「Wii」/2006/11/19
・「プレイステーション3」/2009/9/1
・「X-BOX360S」/2010/6/24
・「WiiU」/2012/11/18
・「PlayStation Vita」/2013/11/14
・「プレイステーション4」/2014/2/22
・「Nintendo Switch」/2017/3/3
・「Nintendo Switch Lite」/2019/9/20
このようになります。
各ゲーム機の消費電力と電気代
ゲーム機の種類や発売日は上記で記載しましたが、各ゲーム機の電気代と消費電力はどのようになるでしょうか。
あくまで参考程度に考えて頂きたいのですが、ここでは各ゲーム機の電気代と消費電力を書いていきましょう。
【主な家庭用ゲーム機の電気代&消費電力】
・「ファミコン」/ 消費電力=約5W 1ヶ月電気代=約80円
・「スーファミ」/ 消費電力=約9W 1ヶ月電気代=約160円
・「PlayStation」 / 消費電力=約10W 1ヶ月電気代=約180円
・「セガサターン」/ 消費電力=約15W 1ヶ月電気代=約245円
・「Wii」/ 消費電力=約18W 1ヶ月電気代=約350円
・「ニンテンドー64」/ 消費電力=約20W 1ヶ月電気代=約400円
・「ドリームキャスト」/ 消費電力=約25W 1ヶ月電気代=約450円
・「PS2」 / 消費電力=約38W 1ヶ月電気代=約700円
・「WiiU」 / 消費電力=約40W 1ヶ月電気代=約780円
・「PS3」 / 消費電力=約80W 1ヶ月電気代=約1500円
・「Xbox」/ 消費電力=約100W 1ヶ月電気代=約1950円
・「Xbox360(初期型)」 / 消費電力=約155W 1ヶ月電気代=約3100円
上記は一日中ゲームを起動していた場合です。
ゲームをやりすぎて、電気代の無駄だと親に怒られたりしたご家庭もあるかと思いますが、このように見るとそこまで高くないですね。
もちろん、使用環境やソフトによっても変わってきますので、大まかな数字にはなりますがやはり時代が進むに連れてゲーム機の電気代は変わっていきます。
ゲーミングPCはかなり高い
今の時代はプロゲーマーという職業もあり、1日中ゲームをやる人も少なくありません。
昔のゲームであれば1日中つけっぱなしでも問題はありませんが、1000wクラスのゲーミングPCを1日放置するとどうなるでしょう。
実はゲーミングPCの消費電力量はかなり多く、電気代もバカになりません。
だいたい1kWhの電気代を25円すると、一日10時間ゲームをした場合の電気代は25円×10時間=250円
1日250円は1ヶ月だと7500円になります。
家計へのダメージが辛いですよね…。
まとめ
今回は家庭用レトロゲームの電気代について書いていきましたが、ゲームセンターなどの施設用ゲームが値上がりしているのはご存知でしょうか?
元々100円でプレイできていたゲームでも200円に値上げしているゲームセンターも増えています。
ゲームの進化とともに消費電力も上がり、更に最近の電気代値上げという二重苦の中で経営しているゲームセンターもありますが、それでもゲームのという玩具は小さい子から大人まで楽しめる最高の娯楽でもあります。
ゲームのやりすぎは身体にも家庭の財布にもダメージはありますが、少しの時間であれば気晴らしにもなるのでぜひ暇な時間があれば遊んでみてください。