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ピアノと電気の関係性

2023.07.09

小さい頃に保育園や幼稚園で先生がピアノを弾いていたのを覚えていますか?

教室の端にあるデカいピアノに合わせて歌や踊りを練習したり、小学生ともなると音楽の授業でピアノを使って校歌斉唱をすることがありますよね。

ピアノは音楽をするにあたって、様々なところで使用されていますし、色々な種類があります。
そんなピアノも電気との関係があるのをご存知でしょうか?

今回のブログでは、ピアノと電気の関係について書いていきましょう。

ピアノとは?

まさか、このブログを読んでいる人にピアノを知らない人はいないと思うのですが、
ピアノというのは、弦をハンマーで叩くことで発音する鍵盤楽器の一種です。

ピアノの主導部分である鍵を押すと、鍵に連動したハンマーが対応する弦を叩き、音が出る仕組みになっています。

種類としては、打楽器と弦楽器の特徴を併せ持っているため、「打弦楽器」に分類されているのですが「鍵盤楽器」とも言われています。

ピアノの種類とは?

現在、ピアノにはいくつもの種類があります。

ここではその種類と特徴などを書いていきましょう。

グランドピアノ

グランドピアノはアコースティックピアノの一種で、演奏発表会等で見かけることが多く、水平方向に響板があるタイプのピアノで地面と水平にして、弦と弦を張るためのピアノフレームを設置します。

そもそもアコースティックピアノの特徴は、指先で鍵盤を押して、その力でハンマーを動かし弦を叩いて音を出す仕組みなのですが、打弦による振動が響板に伝わることによって、深い音色が広がり、叩いた弦以外の弦の共鳴が心地よいです。

グランドピアノは様々な大きさが存在しているのですが、大きくなるほど弦が長くなり振動も大きくなる為響きも広がります。

部屋の大きさや天井の高さによって共鳴感も変わってくるため、大きい部屋に設置するのが理想。
大きさやメーカーによって値段もバラバラですが、大体最低でも130万円以上はします。

アップライトピアノ

アップライトピアノもアコースティックピアノと同じ種類に分類されますが、130cm〜140cmほどの高さがあり、日本でも多く普及している縦型のピアノです。

グランドピアノは地面に水平に弦が張っていますが、アップライトピアノは地面に垂直に弦が張ってあり、弦を叩くハンマーをネジの力で元の位置に戻すという仕組みです。

音色だけで言うと、グランドピアノよりも劣りますが、設置場所にスペースをあまり取らないため、学校やご家庭に多く利用されています。

グランドピアノより音色は劣りますが、設置場所にあまりスペースを取らなくて済む為、学校や家庭で最も多く利用されています。

電子ピアノ

電子ピアノはアコースティックピアノをデジタル化したものです。

88鍵盤が一般的で、アコースティックピアノに近い鍵盤のタッチや音色が再現されています。

電子ピアノの特徴は、生ピアノ等の音があらかじめ録音されており、鍵盤を押すと同時に再生することで音を出す仕組みです。

軽量かつコンパクトで調律の必要もないため、利便性が高く、ヘッドフォンの使用も可能なため、ご家庭で練習するにはとても便利と言えます。

いわゆる電気を使ったピアノと言うわけです。

電気ピアノ

電気ピアノは弦をハンマーで叩くことによって、その音を電気信号に変換し、アンプとスピーカーから音を再生するタイプのピアノです。

アコースティックピアノと同じように複雑な構造を持つ楽器ですので、調律などのメンテナンスが必要になります。

シンセサイザー

シンセサイザーは電子ピアノと構造は一緒なのですが、他のピアノとは少し変わって、デジタルミュージックに適した、現代音楽が生んだピアノという点で電子ピアノとは違いがあります。
鍵盤のタッチもアコースティックピアノとは違い軽くて、かつ音を切り替えたり重ねたりして多彩な音色を生み出すことができます。

鍵盤数も種類が豊富で、88鍵以外にも、73鍵や76鍵、25鍵といった非常にコンパクトな作りのものもあります。

作曲のため、家でDTM作業などする際に利用されがちです。

ピアノとオルガンの違い

あまり音楽に興味がなくてオルガとピアノって一緒じゃないの?と思われる方もいますが、全く違います。

オルガンは、圧縮された空気をパイプの中へ通すことで発音するため、鍵盤楽器と言うよりは管楽器に近いです。

リコーダーと仕組みは似ているのでイメージはしやすいかとは思いますが、音を発するためにパイプを用いたオルガンはパイプオルガンと呼ばれています。

劇場や教会などに巨大なオルガンが設置されているのをよく見かけますが、移動式でコンパクトなものもあります。

演奏面ではピアノとは違い、オルガンの音は鍵盤を押している間ずっと鳴り続けるため、指を離すタイミングが重視されます。

鍵盤を上げると音が途切れるため、フレーズによっては滑らかにするために、次の音に重なるギリギリまで鍵盤を押さえておきます。

鍵盤ハーモニカみたいなものと考えても良いのかもしれませんね。

ピアノを買うならどれがおすすめ?

正直、家でピアノを練習したいのであれば、電気ピアノで十分です。

ピアノのプロになりたくて、かつ家が広く、防音設備がしっかりしている部屋であれば、アコースティックピアノを買っても良いとは思いますが、ピアノを弾きたいなと思うだけであれば、電子ピアノで十分です。

むしろ、ヘッドフォンが利用可能なため、夜中でも練習することができますし、値段もアコースティックピアノと比べても安いです。

なので、特にこだわりがない場合は電子ピアノの購入をおすすめします。

ピアノの電気代はそこまでかからない

シンセサイザーや電子ピアノ(いわゆるエレクトリックピアノ)は思ったよりも電気代がかかりません。

大体、1時間1kw利用するとして約15円。

消費電力が30Wほどのピアノでしたら、1時間で約1円としてみても1日4時間、1ヵ月毎日練習しても約120円。
缶ジュース代よりも安いですよね。
しかし、アコースティックピアノだと、半年に一回は調律しなければいけないので、その分の料金がかかってしまいます。
調律するために必要な金額はおよそ10,000円以上。

このように見るとシンセサイザーや電子ピアノはコストパフォーマンスが断然高いですよね。

まとめ

今回はピアノについて書いていきましたが、ピアノの種類が多くてたまによくわからなくなることもありますよね。

「ピアノ」=「アコースティックピアノ」のイメージが強いとは思いますが、電気を使ったコンパクトなピアノもあります。

このブログをみて、これからピアノを初めてみようと思う方は少ないかもしれませんが、ピアノが弾けるようになればこれからの人生も何か変わるかもしれませんね。