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家を守る鍵は日々進化!電気鍵とは何か

2023.12.30

家の留守を守る鍵、大事なお金を守る金庫の鍵。

鍵だけでも色々な種類がありますね。
たくさんある鍵の種類の中、電気鍵は近年急速に普及している施錠技術の一つであり、従来の物理的な鍵とは異なる電子的な仕組みを利用して施錠および解錠を行います。

今回はそんな電気鍵について書いていきましょう。

電気鍵ってなあに?

まず、電気鍵の基本的な仕組みを理解することが重要です。

この電気錠というものは電気で動く錠前を指します。
電源と配線で繋がっている「電気錠本体」「制御盤」「操作」部の3つが連動して動作する仕組みになっているのです。

電気鍵は電子的な認証や制御機構を利用して施錠・解錠を行い、物理的な鍵を使った場合の紛失や盗難のリスクを軽減し、より高度なセキュリティを提供します。

一般的な電気鍵の仕組みは、カードやスマホ、指紋などの認証デバイスを使用して、認証が成功した場合に鍵の施錠機構を解除するものです。

電気錠と電子鍵の違い

電気に関する鍵の種類は電気鍵だけではなく、電子錠というものもあります。

電気鍵は、電源を必要とする機械式の鍵のことで、一般的には電動モーターやソレノイドを使用して施錠や解錠を行います。
これらの鍵は、通常、物理的なキーまたはボタンを操作して操作されますが、電気的な信号によって駆動されるのが特徴。

一方、電子鍵は電気的な信号やデジタルコードを使用して施錠や解錠を行います。

これらの鍵はキーの代わりに磁気ストライプ、スマートカード、または暗号化されたデジタルコードを読み取るセンサーを使用するのが特徴の一つ。
電子鍵は高度なセキュリティ機能を提供し、より複雑なアクセス制御システムに統合されることが多いでしょう。

電気鍵は比較的シンプルで低コストですが、電子鍵はより高度なセキュリティと管理機能を提供します。
電子鍵はアクセスを記録し、特定のユーザーにアクセス権を与えたり取り消したりすることができるため、ビジネスや施設のセキュリティ管理に適しています。

電気錠の解錠方法の種類

電気錠を解錠する方法には複数の種類があり、それぞれ仕組みや機能性に違いがあります。

主な解錠方法をここでは書いていきましょう。

ICカード

ICカードは最近多い印象ですが、クレジットカードのようなカードを検知部にタッチしたり差し込んで電気錠を解錠する仕組みになっています。

ものによっては、ICカードごとに権限を設定できるものもあるので、企業が利用する場合には紛失した場合でもすぐに入退場の制限をかけることができて安全です。

暗証番号

暗証番号は、その名の通り電気錠の種類によってテンキーやタッチパネルに規定の番号を入力して解錠する仕組みです。

ICカードと違うところは、カードという鍵がないため紛失するリスクがありません。
また、暗証番号も定期的に変更可能なので、セキュリティ的にも有能な仕組みです。
しかし、あくまで記憶に留めなければいけません。

紙に書いて無くしてしまったら元も子もありませんからね。

スマホ

最近ではよく見かけるようになったスマホアプリでの施解錠。
スマホのNFC機能やブルートゥース機能を利用するため、気軽に利用することができます。

今では生活必需品であるスマホを利用するのでお手軽感もありますし、家の中に忘れることも少なくなります。

電気錠のメリット・デメリット

普通の鍵から電子錠に変えるとなっても何が良いのかわかりませんよね。

ここでは、電気錠のメリット・デメリットをご紹介していきましょう。

メリット

まず、電気錠のメリットとして挙げられるのが「利便性」です。
物理的なキーを使用しないで施錠や解錠を行うことが可能なので、大きな便利さを得られます。
買い物帰りで手荷物が多い時など素早く施錠や解錠ができるので、とても便利です。
さらに、セキュリティについても向上されています。

電気錠は高度な電子技術を活用しているため、泥棒などに入られにくいのも特徴の一つ。

バイオメトリクス認証や暗号化された通信を使用することによって、従来の鍵よりも高いセキュリティレベルを実現できます。
ものによってはアクセスログを記録できる機能や制限する機能もついています。
これによって、施設やビジネスでの利用する管理者は、誰がいつ施錠や解錠を行ったかを追跡し、必要に応じてアクセス権を変更することができます。

また、複数合鍵を作らなければいけない手間が省けます。

デメリット

メリットもあればデメリットも存在する電気錠。

デメリットとして挙げられるのが、「電源依存」です。
電気錠は電源が必要になるため、停電やバッテリーが切れた時に問題が発生します。
場合によっては施錠や解錠が困難になる可能性もあるため、バックアップ電源やバッテリーの定期的な交換が必須になります。

あとは、どうしても高コストになってしまうものが多いです。

電気錠は高度な電子技術を使用しているため、初期投資とランニングコストがかかってしまいます。
また、故障や技術的な問題が発生した際に修理やメンテナンスも発生してしまうことから、従来の鍵よりもコストがかかってしまいます。

電気錠が設置できない場所もある!?

電気錠でも場所や状況によって設置できない場合もあります。

例えば屋外の門扉に設置したい場合や賃貸物件で勝手に工事できない場合など、どうしても設置したいのに難しい場合は、電磁錠というものもあります。

電磁鍵とは電磁石の力で施錠や解錠を行うことができる電気鍵です。

内蔵部品にはモーターなどの駆動部分が少なく、電気錠の中では故障しにくいため、長期間の使用に適しています。

また、防水性も高いため屋外に設置したい場合でも故障の原因になりにくいのも特徴の一つ。
引き戸や自動ドアにも設置できるものがあるため、もしも購入を検討しているのであればしっかりと調べてみるのが良いでしょう。

まとめ

現代の日本では、従来の物理的な鍵を使わずに電気錠を利用している企業や個人宅も増えています。
もちろん、従来の物理的な鍵も使用している方も多くいるため焦らなくても問題ありませんが、やはり防犯性に関しては電気錠の方が優れていると言わざるおえません。

今後も更なる電気錠の進化も見込まれているため、今はまだ物理的な鍵を使っている人も電気錠に変更することを視野に入れても良いのではないでしょうか?
いつかは顔認証の鍵が流行るかもしれませんね。