引越し時に、既存の家具を新居に運ぶか処分するかで迷う方は多いのではないでしょうか。特に新築物件や中古物件を購入した場合、家具を買い替えるかどうか悩むことでしょう。
そこで今回は、引越しするときに既存の家具をどうするかの判断基準や、家具を持っていく方法・処分する方法について解説します。
目次
新居への引越し時に家具はどうする?

引越しの際、今使っている家具はそのまま新居に持っていくか、処分して買い替えるかの二択です。どちらにするべきか、それぞれのメリット・デメリットと費用相場から考えると良いでしょう。
家具を持っていく場合
家具を新居に持っていく大きなメリットは、買い替えの手間と費用を抑えられることです。
デメリットとしては、新居のインテリアに合わない可能性があることと、家具の配送費用が発生することがあげられます。家具の配送費用の相場は次の通りです。
・近距離の引越しの場合:25,000~50,000円程度
・遠距離の引越しの場合:50,000~120,000円程度
家具の種類や数などによって金額が変動するため、配送を引越し業者に依頼する場合は見積もりを出してもらいましょう。
家具を処分する場合
既存の家具を処分して買い替える場合のメリットは、新居のインテリアに合う家具を揃えられることです。デメリットとしては、家具の処分費用と購入費用がかかることがあげられます。
家具の処分費は、処分方法や家具の種類によって大きく異なります。例えば東京都北区で2人用ソファを粗大ごみに出した場合、2,300円の処分費用がかかりますが、知人に譲れば無料で済みます。
家具の購入費も、どのような家具を選ぶかで大きく金額が異なるので、あらかじめ予算を決めてその範囲内で購入しましょう。
家具の取り扱い1|そのまま持っていく

今使っている家具を新居に持っていくと決めた場合、次に迷うのが「どうやって持っていくか」ではないでしょうか。そこで、引越し時に既存の家具を新居に持っていく方法と注意点を紹介します。
家具を持っていく方法
新居に家具を持っていく方法は、「引越し業者に頼む」「自分で運ぶ」のどちらかになるでしょう。それぞれの方法の詳細について解説します。
引越し業者に依頼する
引越し業者に依頼するのは、引越しで家具を運ぶ場合の一般的な方法です。衣類や寝具などの家財とまとめて新居に運んでもらえるので、手間がかかりません。
家具の搬出入や輸送に慣れたプロが対応してくれるのもメリットです。持っていきたい家具が多い場合の現実的な方法といえるでしょう。
自分で運ぶ
トラックなどの大きめの車をレンタルして、自分または親類、知人に協力してもらって運ぶ方法です。
しかし、協力者が集まったとしても家具を運ぶプロではないので、うっかり家具を傷つけてしまったり作業中にケガをしてしまったりするかもしれません。
単身世帯の引越しならまだしも、ファミリー世帯の引越しで家具を自分で運ぶのは現実的ではないでしょう。
家具を持っていく場合の注意点
今使っている家具を新居に持っていく場合は、必ず新居のスペースと搬入経路を計測しておきましょう。また、新居のインテリアに合うかも見ておくことが重要です。
この2点を確認しておけば、「持ってきた家具が入らない」「インテリアに合わない」などの理由で、せっかく運んできた家具を処分することになるトラブルを防げます。
パーツの状態で届き、家で組み立てる「組み立て家具」にも注意が必要です。組み立て家具には「解体・再組み立て」ができるものとできないものがあります。
このうち、「解体・再組み立て」ができる家具は引越し業者に運んでもらえますが、できない家具は引越し作業時にトラブルが起こりやすいため不可とされることが多いのです。
「解体・再組み立て」ができない家具は新居に運ぶのをあきらめるか、トラブルが起きても保証しない前提で運んでくれる業者を探す必要があります。
また、引越し先が遠い場合、大型家具が多い場合は配送費用が高額になるので、買い替えたほうが安く済むかもしれません。どちらがコストを抑えられるかを計算してみましょう。
なお、洗濯機や冷蔵庫を新居に運ぶ場合は、前日までに水抜きしておく必要があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
「引越し前日に必要な洗濯機の水抜きとは|やるべき作業と注意点を解説」
家具の取り扱い2|処分して買い替える

今使っている家具は処分して、新居用の家具を購入すると決めた場合、「今の家具をどうやって処分しよう」と悩む方も多いでしょう。そこで、家具の主な処分方法と処分時の注意点を解説します。
家具を処分する方法
家具を処分する主な方法として、次の5つがあげられます。
・業者に処分を依頼する
・粗大ごみとして自治体に回収してもらう
・粗大ごみ処理場に持ち込む
・リサイクルショップやフリマサイトで売る
・人に譲る
これらの方法の詳細についてみていきましょう。
業者に処分を依頼する
家具を処分する手間を省きたいなら、不用品回収業者や引越し業者に回収してもらうのがおすすめです。他の方法よりも費用がかかるケースが多いものの、すべて業者にお任せできます。
粗大ごみとして自治体に回収してもらう
家具を粗大ごみとして自治体に回収してもらえば、業者に依頼するよりも費用が安く済む可能性があります。
ただし、回収の日時が決まっており、時間がかかることがある点に注意が必要です。
粗大ごみ処理場に持ち込む
自分で自治体の粗大ごみ処理場に持ち込めば、自治体の回収よりもさらに費用が安く済む上に、回収日を待つことなく自分のタイミングで処分できます。
ただし、大型家具も自分で運ぶ必要があるので、輸送手段や人手の確保に困るかもしれません。
リサイクルショップやフリマサイトで売る
家具の状態が良い場合は、リサイクルショップやフリマサイトで販売する手もあります。
しかし、確実に売れる保証がなく、持ち込み・配送の手間もかかるため、時間や人手に余裕があるなら試してみると良いでしょう。
人に譲る
親類や友人・知人で家具がほしい人がいるなら譲るのもひとつの方法です。運搬方法を考える必要はありますが、処分費用がかかりません。
家具を処分する場合の注意点
今使っている家具を処分して買い替える場合に注意したいのが、すべての家具が揃うのに時間がかかる可能性があることです。「新居に合うものを」とこだわって探したり、配送に時間がかかったりすると、引越し日までに間に合わないかもしれません。
生活必需品の場合、届くまで不便な思いをするでしょう。冷蔵庫なら食料保管、収納家具なら荷物整理に支障が出ます。
かといって、入居日よりも前に家具が届いてしまうと、家の中に入れられずトラブルになる可能性があります。家具がドアよりも大きく入らないなどのトラブルも起こりがちなので、受け取りのスケジュールや搬入方法などを、しっかりと決めておきましょう。
まとめ
引越しの際に、今使っている家具を持っていくにしても処分するにしても、手間と費用がかかります。持っていく場合と処分する場合のメリット・デメリットを比較して、どちらにすべきか決めましょう。
また、引越しには何かとお金がかかるので、「新居の固定費を抑えて節約したい」と思う方は多いのではないでしょうか。そのようなときの節約法として、「新電力会社と契約して電気代を下げる」方法があります。
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