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引越し費用が安い月はいつ? 費用を安く抑える方法も解説

ファミリー世帯の引越しは荷物が多く、費用がかさむため、「どの月なら安く済むのだろう」「費用を抑える方法はないの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。引越し費用は、選ぶ月や日時によって変わり、同じ条件で差が出る場合もあります。

今回は、持ち家への引越しを予定されている方に向けて、引越しが安い月や日にち、時間帯のほか、ファミリー世帯の引越し費用を抑える方法について解説します。

年間で引越し費用が安い月はいつ?

引越し費用は、年間のうち安い月と高い月で差があります。費用を抑えるには、安くなるタイミングを見計らうことが大切です。

引越し費用が安い月

「通常期」と呼ばれる5月~1月は、比較的引越し費用を安く抑えられる月で、狙い目です。

この時期は、進学や就職、転勤などで引越しシーズンとなる2月~4月を終えて、需要が落ち着きます。とはいえ、5月のゴールデンウィークや9月の人事異動の時期などは、一時的に需要が増加するため、避けたほうが無難です。

5月~1月(通常期)の引越し費用(同都道府県程度)の相場は、次の通りです。

家族構成引越し費用の相場
2人家族7万8,000円程度
3人家族9万7,000円程度
4人家族12万円程度
5人家族以上16万8,000円程度
単身(荷物少なめ)4万8,000円程度
単身(荷物多め)6万円程度

※2025年8月時点での情報です
上記の通り、ファミリー世帯でも引越し費用を10万円前後に抑えられる場合があります。

引越し費用が高い月

2月~4月は「繁忙期」にあたります。予約が取りづらくなるほど需要が集中し、引越し費用が高くなる時期です。2月~4月(繁忙期)の引越し費用の相場(同都道府県程度)は、次の通りです。

家族構成引越し費用の相場
2人家族10万5,000円程度
3人家族13万円程度
4人家族16万5,000円程度
5人家族以上21万5,000円程度
単身(荷物少なめ)6万1,000円程度
単身(荷物多め)8万2,000円程度

※2025年8月時点での情報です
繁忙期の引越し費用は、通常期よりも1万円~5万円ほど割高です。転勤などでやむを得ない場合を除き、基本的にはこの時期を避けたほうが費用を安く抑えられます。

月の中で引越し費用が安い時期はいつ?

同じ月のなかでも、引越し費用が安い時期と高い時期があります。需要が少ない日時を選ぶことで費用の節約につながります。詳しく見ていきましょう。

月の上旬

月の上旬は、引越し業者のスケジュールに比較的空きがあり、料金も安く設定される傾向にあります。

反対に、料金が高めに設定されているのは月の中旬~下旬です。多くの場合、賃貸物件の契約終了日は月末に設定されています。家賃の二重払いを避けるために退去や入居が月の中旬~下旬に集中し、引越しの需要が多くなります。

入居日の縛りが少ない持ち家への引越しは、賃貸物件と比べてスケジュールを調整しやすいことから、可能であれば、費用が安くなる月の上旬の日程を検討してみると良いでしょう。

平日

平日の引越しは、土曜日、日曜日、祝日と比べて費用が安くなる傾向にあります。一方で、仕事や学校が休みの土曜日、日曜日、祝日は引越しの依頼が多く、料金も割高です。特に遠距離の引越しは、祝日の料金が高くなるといわれています。

平日は、休日と比較して交通渋滞が少なく、作業がスムーズに進むというメリットもあります。

各業者が公表している引越し料金カレンダーを見るとお得な日がわかるため、料金が安い曜日を探してみるのも良いでしょう。

大安吉日以外の日

その日の吉凶を占う「六曜」のうち、縁起が良いとされる「大安」の日は、引越しにも選ばれやすく、割引はあまり期待できません。六曜を気にしないのであれば、料金が安くなりやすい「赤口」や「仏滅」の日をあえて選ぶことで費用を抑えられます。

午前と午後でも料金が違う

引越し料金は、時間帯によっても変動します。一般に、午前の引越しは午後に比べて需要が多く、料金も高めです。依頼が少ない午後のほうが割安のため、費用を抑えられます。

また、引越し業者の空き時間に合わせる「フリー便」を選ぶのもひとつの方法です。時間指定をしない分、料金が安く設定されています。

ただし、作業の開始や終了の時刻がわからず、拘束時間が長くなるといったデメリットもあるため、それらを考慮した上で利用しましょう。

引越し費用を安く抑える方法

引越し費用を左右する要素は、時期だけではありません。続いて、高額になりやすいファミリー世帯の引越し費用を賢く抑える方法を紹介します。

引越しを安く済ませる方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
引越しを安く済ませる方法は?費用相場と節約術を解説

相見積りを取る

引越し業者を決める際は、最低でも3社以上から見積もりを取り、比較検討しましょう。プランや料金は業者によって異なるため、1社だけの見積もりで決めてしまうと、損をする可能性もあるからです。

「複数の業者に依頼するのは面倒……」という場合、一括見積もりサービスの利用が便利です。予定日や住所、荷物の種類などを入力することで、複数社への見積もりをまとめて依頼できます。

新居に持っていく荷物の量を減らす

ファミリー世帯は、とりわけ荷物が多くなる傾向にあります。見積もりを取る前に、不用品の処分をしておきましょう。引越し費用は、運ぶ荷物の量によって変動します。荷物が少なければ小型トラックや少人数で作業できるため、費用を安く抑えられます。

ただし、大型家具や家電などは、不用品の回収で費用が発生する場合があります。「無料なら欲しい」という友人や親戚などがいれば、譲ることで処分費用の節約ができます。

また、収益を引越し費用に充てられることから、不用品回収業者の買い取りサービスやフリマサイトで売却するのも良い方法です。

なかには、不用品の買い取りサービスを提供している引越し業者もあります。荷物の運搬と処分を一括で依頼すれば、引越し準備の負担を軽減できます。

訪問見積りを依頼する

訪問見積もりを利用すると、引越し費用をより正確に把握できます。電話やオンラインでの見積もりは荷物の量を自己申告する形式のために正確でない場合があり、実際には当日になって料金が上乗せされるケースも少なくありません。

訪問見積もりでは、担当者が自宅を訪問し、荷物の量や搬出ルートを確認します。

特にファミリー世帯は、大型家具や家電の搬入、搬出で追加費用が発生する可能性もあります。荷物の量やサイズ、輸送環境などをチェックしてもらうことで、より正確な見積もりが可能となります。

見積もりの金額に納得できない場合は、その場で契約せず、断ることも大切です。

早めに引越しを依頼する

引越しが決まったら早めに業者へ依頼しましょう。引越しの予約は、原則として先着順です。申し込む時期が遅くなるほど希望日に予約できない可能性が高くなります。

スケジュールに余裕がある場合は、早期予約で料金が割引される「早割」の活用もおすすめです。多くの業者では1か月以上前の予約が条件となるため、早めに行動することが安心につながります。

荷造り・梱包や開梱は自分で行う

荷造りから荷解きまで自分で行うことで、引越し費用を抑えられます。

引越し業者の中には、荷造り・梱包や開梱まで行う「おまかせプラン」を提供しているところもあります。荷物が多いファミリー世帯には便利なサービスですが、費用はその分、割高です。

少しでも費用を安くしたい場合は、荷造り・梱包と開梱は自分で対応するセルフプランを検討しましょう。時間や手間はかかりますが、費用を節約できます。

荷造りの手順やコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
引越しの荷造りのコツとは?手順や必要なものも紹介

まとめ

引越し費用は、安い月や時間帯を選ぶことで抑えられます。また、相見積もりや不用品の整理、早めの予約などの工夫によっても費用を節約できます。特に荷物が多いファミリー世帯は、引越し前に不用品を整理しておきましょう。

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