インターネット関係の消費電力は?
2021.12.03
皆さん、普段から使っているネットワーク関係の消費電力はどのくらいかかっているか知っていますか?
一般家庭やオフィスに設置してある、WiFiルーターのネットワーク機器は、冷蔵庫や空気清浄機等の家電のように24時間稼働させている方も少なくないと思います。
今回のブログは、普段あまり気にしていないであろうネットワーク関係の消費電力について書いていきましょう。
”ネットワーク機器は24時間稼働しててもいいの?”
そもそも、ネットワーク機器は常に稼働させておくことを前提で作られているため、わざわざ使い終わるたびに電源を切る必要はありません。
特に毎日使う環境で使うたびに毎回電源をONにする面倒もありますし、使用していない時間にネットワークを介してバックアップをしていることもあるため、電源を常に稼働していなければいけない場合もあります。
使いたいときにネットワークを利用できないと、ストレスも溜まりますし、ネットワークももったいないため、電源を入れっぱなしにしている人のほうが多いと思います。
”ネットワーク機器は思ったよりも安い!”
上記のことを踏まえても、基本的なネットワーク機器はデータを転送するということに特化している機器なので、消費電力は高性能なPCやサーバーと比べても低く、電気代も少なく済みます。
”一般家庭で使うWi-Fiルーターの消費電力は…?”
それでは、ネットワーク機器の電気使用量について書いていきましょう。
※電気代は1時間あたりの消費電力(1kWh=26.46円)x 使用時間 x 1kWh あたりの電気料金で計算します。
・1日あたりの電力使用量は?
「10W ÷ 1000 x 24h x 26.46円(1kWhあたりの電気料金)= 6.3504円」
1ヵ月を30日にした場合の電気料金が…
6.3504円 x 30日 = 190.512円
大体、1ヵ月当たりの電気料金は190円くらいになる計算です。
WiFiルーターに加えてスイッチングハブ等もいっしょに利用している場合も多いと思いますが、一般家庭で利用するような Giga対応で8ポートタイプのスイッチングハブの場合ですと、5ワット前後になりますので、1ヵ月当たりの電気料金は約95円程度になります。
思ったよりも電気料金は高くありませんね。
”少しでも節約したい場合は”
基本的には、24時間つけっぱなしでも問題ないような値段ですが、それでも節約したいという方も居ると思います。
Wi-Fiルーターであれば、電気代を節約できる機能を持ったモデルも少なくないので、そのようなモデルを購入する際に選ぶようにしましょう。
自分や家族がWi-Fiを使用しない時間帯を設定しておくことによって、その時刻の間、自動的にWi-Fiルーターをオフにできるモデルもあります。
ネットワーク機器の電源を、こまめにオン・オフすることで、節電に一定の効果は期待できるかもしれませんが、使用するたびにオンにする手間を考えたらつけっぱなしでも良いのではないでしょうか?
なので、実際に節約を視野にいれるのであれば、節約できるモデルを探してみてください。
”電気代が高いと感じたら”
たしかに、ネットワーク機器も決して無料ではありません。
少ないながらも電気代は発生するので、もしも電気代が高いと感じたのであれば、他の家電の節約を心がけるようにしてみてください。
例えば、これは季節にもよりますが、夏場であればエアコン。
冬場の寒い時期であれば暖房器具などが節約の対象にしてもいいでしょう。
”他の家電の節約方法”
例えば、電気代が高くなる代表の季節は「冬」です。
冬の時期の電気代は、1年を平均してみたときにおよそ2,000円ほど高くなるというデータもでています。
この2,000円が少しでも安くなったらどうでしょうか?
だいぶ家計にも助かりますよね。
せっかくですので、簡単にご紹介していこうと思います。
・冬場の冷蔵庫は温度を上げる
冬場であれば、冷蔵庫の冷え具合もとても良いので、少し温度を上げても問題はありません。
なので、温度を上げて少しでも節約したほうが良いでしょう。
・暖房器具は場合によって使い分ける
エアコンがあれば全然寒くない!
とも居ますが、実はストーブやファンヒーターのほうが効率が良い場合もあります。
エアコン自体は、室内全体を温めるのに最適な暖房器具ですが、局所的に温める場合は電気ストーブやファンヒーターのほうがお得です。
一人しか家にいないのに、広い範囲を温めるのはもったいないですよね。
そのために購入する必要はないと思いますが、もし自宅にあるようであればシーンによって使い分けるのもいいでしょう。
・遮熱対策は必須
空気は暖かい場所から冷たい場所へ移動します。
いくら室内の空気を温めても、その温かい空気は窓を通ったり、玄関から外に逃げてしまいます。
いかに空間を密閉しているとしても、ガラスが薄ければ熱は外に逃げてしまうのです。
そのため、窓から熱が逃げないように対策をする必要がでてきますね。
なので、遮熱シートや遮熱塗料と呼ばれるものを利用して、熱を外に逃さないようにしましょう。
これらはお近くにある用品店などでも購入することができるもので、色々な種類のものがあります。
また、遮熱シートなどを購入しなくても問題はなく、カーテンを締めるだけでも熱を逃さないようにすることが可能。
暖をとるのであれば、できる限り熱を外に出さないようにしましょう。
”それでも電気代が高くなる場合は…”
色々な対策をしても電気代があまり少なくならない場合は、電力会社を変えましょう。
ヱビス電力では、使った電気代に応じてポイント還元の他にも様々なお得なプランがあります。
更に、自分が現在使っている消費電力をリアルタイムで見れるシステムもあるので、電気を使いすぎる前に節約することもできます。
なので、電力会社を変える場合は一度ご相談ください。
皆さんのご期待に添えられるよう、尽力つくします。
”まとめ”
おそらく、今回の記事をみて思ったよりもネットワーク機器は電気代が高くないのかな?と思った方も少なくないでしょう。
ネットワーク機器に関しては、今後も新商品として、多機能かつ高品質な製品が登場しますが、なかにはそれに合わせて消費電力も高くならないようなものも出てくるでしょう。
それでも「今月の電気代が高い」と思うようになるのであれば、他の古い家電の見直しや、電力会社の変更などを視野にいれるようにしてみてください。