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日本酒を電子レンジで熱燗に…

2023.01.08

お酒が大好きな人は世の中に沢山いるかとは思いますが、このブログを読んでいる方は日本酒は好きですか?

日本酒が好きな人ならわかるかとは思いますが、寒い季節になるとどうしてもキンキンに冷えたビールよりも温かい日本酒を飲みたくなりますよね。

仕事から寒い中帰宅したあとに、熱々の日本酒をぐいっと飲んだときに身体の芯からぽかぽかする瞬間が至福の時間…。

そんな温かい日本酒である熱燗も自宅で簡単にできるのをご存知でしょうか?

熱燗というのはどのくらいのことを指すのか

まず、熱燗というのは温かい日本酒のことを指しますが、この「熱燗」という呼び方自体は、燗酒を温度ごとに分類した際の呼称のひとつなのを皆さんはご存知でしょうか?

実際に一言に燗酒といっても様々な温度帯があり、およそ5度ごとに呼び方と味わいが変わります。

その5度の違いによって楽しみ方や旨さが全く変わってきます。

燗酒の種類

熱燗とひとくくりにするのも問題はないのですが、日本酒が好きであれば燗酒の種類を知っているのは当たり前。

ここでは、燗酒の種類を書いていきましょう。

日向燗(ひなたかん)

日向燗は30〜35度くらいに温めた日本酒の呼称で、冷たさも温かさも感じない程度の温度です。

常温といっても間違いではなく、ほんのりと香りが引き立ちますのが特徴です。

人肌燗(ひとはだかん)

人肌燗はおよそ35〜40度ほど。
その名前の通り、人間の体温と同じくらいの温度で、口に含むと米の膨らみを感じるのがわかります。

ややぬるく感じるため、好みが違ってしまう方もいます。

ぬる燗

ぬる燗は40〜45度に温めた日本酒。
飲むとじんわりと温かいのが特徴で、日本酒の種類によっては香りや旨味が引き立つ燗酒です。

上燗(じょうかん)

上燗は45〜50度くらいの温度で、日本酒を注いだときに湯気がでます。

しっかりと香りが立つため、このくらいの温度が好きな人も少なくありません。

熱燗(あつ燗)

熱燗は皆さんもよくご存知の単語だとは思いますが、およそ50〜55度くらいの温度が熱燗になります。

触ると熱さを感じる温度で、キレ味の良い辛口の日本酒と相性が合います。
冷燗よりも温かい日本酒が好きな方は「熱燗」がおすすめです。

飛びきり燗(上熱燗)

55度以上で飛びきり燗になります。

もはや、徳利(とっくり)を持つと熱さを感じるレベルで、熱燗よりも香りと味わいが広がります。
辛口の熱燗との相性が抜群でおいしいのですが、その人の好みによります。

このように、同じ日本酒でも温度によって違う味わいが楽しめるので、ご自身の好きな温度帯を見つけるのもありかもしれません。

ちなみに、20度から下の温度にも名前がつけられており、「冷や」「涼冷え」「花冷え」「雪冷え」とおしゃれ、かつ上品な呼称もあるため、今度機会がありましたら冷やの種類についても説明していきましょう。

冷やとの相性が良い日本酒でも、燗酒にすると違った香りや味が楽しめるのも日本酒の良いところですよね。

電子レンジで熱燗を作ろう!

日本酒を温める時は湯煎で作るイメージがある方も少なくありませんが、実はご家庭で燗酒を作る際には電子レンジでも簡単に作ることができます。

しかも、最近の電子レンジの中にはオートメニューが備わっていて、ワンタッチで燗がつけられるものも出てきているのには驚きですよね。

電子レンジで熱燗を作るには、電子レンジ500Wの場合、熱燗なら約60秒、ぬる燗なら約50秒で簡単にできます。(1合徳利の場合)

その他にも、耐熱グラスに日本酒を入れて、温めたあとにしっかり混ぜてから徳利に入れる方もいます。

電子レンジで熱燗を作る際の注意点

電子レンジで燗酒は簡単に作れますが、一番注意しなくてはいけないのが「温度のムラ」です。

電子レンジはとても便利な家電ですが、構造上徳利の上部と下部で温度の差がでてしまうことが多いです。

それでは、この温度の村を防いで美味しい熱燗を作るにはどのようにすればいいのでしょうか?

実は、マドラーかアルミホイルがあれば温度のムラを防ぐことが可能です。

電子レンジで温め終わった際に、マドラーで徳利の中を混ぜると温度のムラが解消されます。

混ぜるときのコツですが、徳利の中を混ぜる際に何度もぐるぐると混ぜてしまうとせっかく温めたお酒が少し冷めてしまいますので、混ぜるときは「一回し」だけにしましょう。

アルミホイルはどのように使うかというと、徳利の上から3分の1程をアルミホイルで包むだけです。

そうすることによって、徳利の中の日本酒全体をムラなく温めることが可能です。

ただし、電子レンジの種類によってはアルミホイルが使えない場合もありますので、アルミホイルを使用する際は説明書を読むようにしましょう。

電子レンジの電気代を浮かすには

電子レンジは熱燗も作れるし、色々な料理を温めたり、解凍したりと普段から頻繁に使用している家庭も少なくありません。

そんな電子レンジですが、一分使用するとだいたい0.5円くらいかかってしまいますので、使えば使う分電気代が高くなってしまいます。

そこで、電子レンジの電気代を少しでも浮かす方法をここでは説明しましょう。

電子レンジ内を定期的に掃除する

電子レンジは定期的に掃除するようにしましょう。

中が汚れてしまうとその汚れに対して電波が反応してしまい、効率がさがってしまうだけではなく、発火の原因にもなりますので危険です。
掃除方法はとても簡単で、水で洗った布や雑巾などを固く絞って汚れを拭くだけで大丈夫です。

頑固な汚れがある場合は、耐熱ボウルなどに水を入れ、3分ほど温めたあと扉を閉じたままにすると、電子レンジの中が蒸れて汚れが浮いてきます。

汚れが浮いてくると拭き取りやすいので、ぜひ試してみてください。

庫内に食品を詰め込み過ぎない

電子レンジは、温める食品などが多く入っていると温め効率が悪くなり余計に長く温めなければいけなくなります。

なので、温めたいものがたくさんある場合でも複数回に分けて温めたほうが時間をかけずに済みます。

電子レンジに食品を一度に詰め込み過ぎてしまうと、ターンテーブルが回らなくなり温め効率が下がってしまいます。その場合は数回に分けて温めるようにしましょう。

電力会社を変える

これは完全に最終手段になりますが、思い切って現在契約している電力会社を変えてしまう方法もあります。

元々契約している電力会社の基本料金が高いため、電子レンジに限らず毎月の電気代が高い可能性があります。

なので、一度契約内容を見直してみてご自身の生活環境に合っていないようであれば、色々な電力会社を検索して調べてみましょう。

もし自分に合う条件の電力会社が見つからなかった場合は、ヱビス電力にご相談ください。
皆さんの生活に合う電力会社になれるよう尽力させていただきます。

お燗に向く日本酒は?

これで最後になりますが、熱燗に合う日本酒というものがあります。

それは純米酒と本醸造酒です。

米や麹の旨味や味わいが強く感じられる純米酒では、特にぬる燗(40〜45度)で、より魅力を発揮します。

本醸造酒は辛口の味わいが特徴なので、45度以上の温度が最適です。

このように、日本酒の種類によってベストな温度というものがありますので、ご自身にあった日本酒を見つけましょう。