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油断すると危ない『電気』にまつわる事故

2021.03.06

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私を含めて今や世界中の人々が『電気』と呼ばれるものを当たり前のように使用しています。
しかし電気は『火』と同じで使い方を間違えれば事故に繋がり、最悪の場合は『死』にいたることも珍しくはありません。

電気によって引き起こされる事故の場合、落雷などの特殊なケースを除けば、ほとんどの場合は使用者やメーカー側のミスが原因になります。
そこで今回は個人のミスによって実際に起こった事故や、その予防策について紹介しようかと思います。

電源コードにまつわる事故

①余った電源コードを束ねた状態で使用する

これは私を含めてほとんどの人が一度は考えることだと思います。
なにせ余った電源コードほど邪魔なものはありません。
かといって余った電源コードを結束バンドやビニールテープなどで折りたたんで使用したりするのは絶対にやめましょう。
電気器具のコードを束ねたままで使用してしまいますと、電源コードの密集した部分が高温となりとても危険です。
その部分に埃などが積もっていた場合は埃に着火し出火する原因にもなります。

電源コードが部分的に断線していた場合はコードの密集している部分が非常に高温となることでゴムが損傷してしまい、その結果ショートして発火する可能性もあります。
また電源コードを束ねたまま使用しますとコードの損傷に繋がりますので、家電製品の消費電力にかかわらず電源コードは伸ばして使いましょう。

②電源コードをねじったり折り曲げたりする

電源コードに負荷が掛かった状態で電気器具の使用を続けますと、コードが断線する恐れがあります。
ドライヤーのように消費電力の大きな器具は断線するとショートしやすく大変危険です。
家電製品などを使用する際は電源コードに無理な負荷が掛からないよう注意しましょう。

また電源に繋いでないからといって電源コードを繰り返しねじったり折り曲げたりするのも断線する恐れがあり危険です。
そういったことがないように電気器具を収納する際は電源コードを本体に巻きつけたり、無理に曲げたり、ねじったままで放置したりしないように気を付けましょう。
もちろん電源コードの上に思い物を載せたり、コードが何かに挟まった状態で放置するのも禁物です。

コンセントにまつわる事故

①コンセントに電源プラグを差したまま長期間放置する

これも私を含めて多くの人が当てはまるのではないでしょうか。
特に冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどは一度コンセントに刺してから放置する人が大半だと思います。
しかし、これらの家電製品を電源プラグを差したまま放置しますと、『トラッキング現象』が引き起こされるかもしれません。

トラッキング現象とはコンセントに繋いだ電源プラグが時間の経過によって徐々に抜け、コンセントと電源プラグの間にできた隙間に埃がたまり、その埃が空気中の湿気を吸収することで漏電し、発火する現象のことを指します。

運が良ければコンセントが焦げ付く程度で済みますが、コンセントの周りに燃えやすい物が置いてあった場合は火事に繋がりますのでコンセントや電源プラグ周りは定期的に様子見し、その都度清掃するように心がけましょう。
旅行や出張などで長期間家を空ける場合はコンセントから電源プラグから抜いておくのも一つの手です。

②コンセントにプラグを指し込む際にアース線を挟み込む

これはレアケースですが、やってしまう人もゼロではありません。
コンセントにプラグを指し込む際はアース線を必ず固定しましょう。
多少の火花が出るくらいで済めば良いですが、もしコンセント周りに燃えやすい物が置いてあった場合はこちらも火事に繋がってしまいます。

③子供がコンセントに悪戯する

こちらもレアケースですが、小さなお子様がいらっしゃる家庭は一読する価値があるかと思われます。
子供は何をするかわからない生き物ですので、決して油断してはいけません。
コンセントの穴にへアピンなどを入れてショートさせる事故は意外と多いのです。
もしご自宅で使わないコンセントありましたら、いたずら防止用のキャップなどを付けましょう。

④充電中のスマートフォンを入浴中に使用する

これは実際にあったことなのですが、海外の少年が充電ケーブルに繋いだ状態のスマートフォンを使用しながら入浴している途中、誤ってスマートフォンをバスタブの中に落としてしまい、『感電死』するといった事故がありました。
スマートフォン以外にも水を貯めた洗面所などでドライヤーなどを電源ケーブルにコンセントに挿し込んだまま使用することで事故に繋がったケースなどもあります。

電源コードを繋いだ状態の電子機器を水場に持ち込むのは危険ですので『絶対』にやめましょう。



いかがだったでしょうか。
私たちが普段から何気なく使用している電子機器ですが、使い方を誤ると文字通りの大惨事を引き起こしてしまいます。
筆者である私を含めて、読者の方々も今回のブログを機に説明書などを読むことで電子機器を使用する際の注意事項を改めて学んだほうが良いのかもしれません。

ヱビス電力では他にも役立つ記事を更新していますので、気になった方はそちらも是非ご覧ください。

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