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温かいお風呂も電気が大事〜電気給湯器の電気代〜②

2022.01.16

前回のブログにて、電気給湯器とガス給湯器の違いや、メリット・デメリットについて書いていきました。

今回は、電気給湯機の種類や仕組み、電気代について書いていこうと思います。

”電気給湯器の仕組みとは?”

前のブログでも記載しましたが、電気給湯器というのは、電気ヒーターでお湯を沸かして、お湯をタンクの中に貯める仕組みになっています。

ヒーターの熱によって暖められた水は、温度が上がりお湯に変わります。

貯水タンクにはヒーターによって作られたお湯が大量に溜まっているため、蛇口を開くとすぐにお湯が出てくるという仕組みです。
お湯自体が貯まっているため、24時間いつでも利用できて便利なのが電気給湯器の特徴になります。

ガスの場合は燃焼させてお湯を作りますが、電気給湯器の場合は基本的に火を使いません。

そのため、火災に繋がるリスクも低いため、安全であることも実証されております。
また、電気給湯器のメリットの一つでもありますが、運転中の音も静かです。

ガス給湯器でよくある燃焼音がしないため、機器を外に設置していても騒音が生じることはありません。

”電気給湯器の種類”

電気給湯器の種類は大きく分けて3種類あります。

ここでは、各種類毎の特徴を説明していきましょう。

・フルオートタイプ

フルオートタイプはボタン一つで追い焚きやお湯張りなどができる高機能電気給湯器です。
フルオート機能がついてる場合、機械が自動でお湯の状態を感知してくれるため、その都度手動で操作する手間が省けます。
機械の種類によっては、自動で洗浄してくれたり、省エネモードでお湯を保温してくれたりするものもあるので、人間が操作をしないで代わりに作業してくれるというのは、このタイプの魅力でもあります。

ただし、フルオートで機械が自動的に判断して作動してくれるタイプのモデルは、電気代がかかってしまうのがデメリット。

機械の判断で運転が自動で開始されてしまうので、無駄な電気代が発生するケースもあります。

時と場合によって、自動モードを解除しながら利用するのがおすすめです。

・セミオートタイプ

セミオートタイプは、フルオートよりもシンプルです。
ボタン一つで足し湯やお湯張りなどできますが、基本的には我々人間が操作を行わなければいけません。
簡単に説明しますと、フルオートではお湯の量が少なくなってくると自動で給湯してくれますが、セミオートタイプではその都度人間が操作をする必要があります。

基本的には、足し湯や追い焚き機能はなく、必要なときに応じて人間が操作をしコントロールするタイプなので、電気代を節約しやすいのはメリットの一つでしょう。

・給湯専用タイプ

給湯専用タイプは、給湯のみを行うタイプです。

基本的には、他の電気給湯器タイプと給湯の仕方が同じ仕組みで、蛇口を捻るとすぐにお湯がでます。

給湯器としての機能は特に不便を感じることはありませんが、フルオートタイプのように、自動でお湯張りや足し湯をしてくれる機能はありません。

お湯を使いたいときは、蛇口をあけて給水する必要があるので、給湯に少し手間がかかります。

しかも、お湯が冷めてしまった場合は、ご自身で調整しながら再度給湯しなければいけないため、面倒くさいと思う方は他のタイプの給湯器をおすすめします。

”電気給湯器の設置費用や本体価格”

電気温水器の設置費用は、工事を依頼する業者や本体の機種によって異なりますが、おおよそ10万円ほどになります。
安い機種で5万円ほどのものもあれば、高い機種で20万円前後と大きく異なるため、一概には決まっていません。

フルオートタイプなどの機種は、一般的に製品の本体価格が高くなる傾向があります。

電気給湯器を設置する際は、販売店や専門業者に工事してもらえるのが一般的ですが、時期によって割安で設置してくれる業者もいますので、よく検討しながら決めてください。

設置する箇所は、屋内もしくは屋外ですが、屋内外兼用の製品もあるため、そのような製品であればどちらでも設置は可能です。

ただし、比較的に電気給湯器は2メートル前後の高さがあるため、屋外に設置する家庭が多いです。

設置する際は、不安定な場所だとトラブルの原因にもなるため、基本的には安定した場所に設置します。

”電気給湯器にかかる電気代は?”

それでは、電気給湯器にかかる電気代はいくらになるでしょうか?

基本的には、機種や電力会社によって電気代は変わりますが、電気給湯器を1日2時間使った場合は、約130円ほどになります。

なので、そのペースで一ヶ月使用すると約6000円ほどになるでしょう。

もちろん、電力会社の契約プランによって深夜電力を利用すると通常の電気代よりも安く利用できます。

電気給湯器の消費電力は、機能性の高いフルオートタイプだと高くなりやすく、給湯専用タイプみたいな機能性が少ないタイプは安くなりやすい傾向にあります。

”電気給湯器の電気代節約方法”

やはり、毎月の電気代を少しでも安く抑えたいですよね。

こちらでは、少しでも電気代を節約できる方法を書いていきたいと思います。

・電源をこまめに切る

セミオートタイプや給湯専用タイプであればそこまで気を使わなくても大丈夫ですが、問題なのはフルオートタイプ。

フルオートタイプは自動で湯量や温度を一定に保つ機能があるため、フルオートタイプを使用している方は、消費電力が他の2つのタイプよりもとても高いです。

なので、フルオートタイプを利用している方は電源をこまめに切るようにしましょう。
夏場で温度が下がりにくい季節の場合は、次に入る方が入るまで電源を切ったりすると、効率良く温度が下がらず利用できます。

しかし、温度が下がり過ぎてしまう場合は、沸かし直す際に余計な電力がかかってしまうので要注意です。

・タンクの湯切れに気をつける

あまり気を使わない部分での節約方法で大事なのが、貯水タンクのお湯を使い切らないようにすること。

電気代の高い時間に電気給湯器の貯水タンクが空になってしまうと、大量のお湯を沸かさなくてはいけない電力の消費によって、電気代が高くなってしまいます。

なので、湯切れが電力単価の高いお昼の時間帯に起こるのは、できるだけ避けたほうが良いです。

”節約しても電気代が下がらない場合”

色々工夫しても、電気代が下がらない場合は、電力会社の変更をおすすめします。

現在、新電力の参入によって、色々な料金プランやサービスが多く設定されているのもあり、実際に電力会社を変えたら電気代が安くなったという方も少なくありません。

今は皆さんが好きに電力会社を選べる時代なので、ご自身のライフスタイルにあった電力会社のプランを探してみてください。

”まとめ”

お風呂は疲れた体の回復にとても効果的です。
そんなお風呂をいつでも好きなときに安く入れたら便利ですよね。

オール電化住宅も流行っている中で、電気給湯器を使っている家庭も少なくありません。

そんな電気給湯機の種類や電気代の節約方法を今回は書かせていただきました。

これから新しく電気給湯器に変える方は、ブログを読んで頂いてご自身にあったタイプの電気給湯器を選ぶようにしてください。