戸建てやファミリー世帯の引越しは荷物が多くなりやすく、荷造りが大変です。手際良く荷造りを進めるにはどうすれば良いのかと悩む方も多いでしょう。
そこで今回は、戸建てやファミリー世帯の引越しで、スムーズに荷造りを進めるコツや手順、必要なものなどについて解説します。
目次
【5ステップ】引越しの荷造りの手順とコツ

まずは、戸建てやファミリー世帯が引越しする際の、荷造りの手順とコツを解説します。
ステップ1:不用品を捨てる
まずは不用品の処分から始めましょう。新居に運ぶものと不要なものが入り混じっていると、荷造りの効率が落ちてしまいます。
家中の荷物を「必要」「不要」で分類し、不要なものは廃棄しましょう。人に譲ったりリサイクルに出したり、フリマアプリで売却したりする手もあります。不用品回収に時間がかかる場合があるので、引越し日の1か月前には荷造りを開始するのがおすすめです。
不用品を仕分けるコツは、こちらの記事で解説しています。
「引越し時に捨てるべきものの判断基準と処分方法と流れを解説」
ステップ2:荷物をグループ分けする
続いて、リビングやキッチン、バスルーム、寝室など、部屋別に荷物をグループ分けします。部屋別に分類しておくと、どの段ボールに何が入っているのか、新居のどこに運ぶと良いのか見分けやすくなります。
部屋別の分類が終わったら、家具や家電、食器、衣類など、さらに細かく分類しましょう。食器や調味料、電子機器など、壊れ物は壊れ物だけで梱包するのが基本です。
しっかりと緩衝材で包んで梱包し、段ボール上部に「割れ物」などと赤字で書きましょう。
ステップ3:使う予定がないものを梱包する
荷物の分類が終わったら、趣味のものやぬいぐるみ、オフシーズンのアイテムなど、すぐに使うことがないものを梱包します。
使う予定があるものまで梱包すると、一度閉じた段ボールを開封することになる可能性があるので注意しましょう。
段ボールに入れるときは底に重いもの、その上に軽いものを隙間なく詰めるのがポイントです。底抜け防止のために、段ボールの底にはガムテープを十字に貼り、1人で持ち運び可能な重さに抑えることも意識しましょう。
「引越し日なのに荷造りが終わっていない」というトラブル防止のために、できる限り早めに取りかかることが大切です。
ステップ4:使う可能性があるものを段ボールに詰める
引越し日が迫ってきたら、物件の契約書や掃除道具など、引越し日までに使う可能性がある荷物を段ボールに詰めましょう。
必要なときにすぐに取り出せるように、ガムテープで封をするのは避けてください。
ステップ5:すべての段ボールに封をする
引越し当日になったら、使う可能性があるものを入れた段ボールもガムテープで閉じましょう。また、歯ブラシやシャンプー、食器、衣類など、ギリギリまで使っていたアイテムも梱包します。
引越し日直前になったら、2日分の衣類だけ残して他の衣類は梱包する、食事を外食やお弁当にして食器をすべて梱包するなどすると、よりスムーズに荷造りが進みます。
引越しの荷造りに必要なもの

続いて、引越しの荷造りをする際に必要なものや道具を紹介します。
段ボール・緩衝材・ガムテープ
引越しには、荷物を入れる段ボールと荷物を守る緩衝材、段ボールに封をするガムテープが欠かせません。引越し業者から無料提供されることもあるので、契約時に確認しましょう。
引越し業者からの提供がない場合、自分で用意しなくてはなりません。スーパーなどの店舗で不要な段ボールを譲ってもらうか、ホームセンターやネットショップなどで買いましょう。
緩衝材やガムテープも、ホームセンターやネットショップなどで購入できます。途中で足りなくなることがないように、多めに準備すると良いでしょう。ちなみに緩衝材はタオルや衣類、新聞紙などでも代用できます。
油性ペン
段ボールの中身を記載するための油性ペンも用意しておきましょう。段ボールの天面・側面に中身を書いておくと、新居での荷解きを効率的に進められます。
色は黒で良いですが、「割れ物」など目立たせたいメッセージを書くために、赤の油性ペンもあると便利です。
軍手
引越し作業では、重たい荷物を運んだり家具を解体したりする機会が多々あります。また、段ボールで手を切ることもあるので、手を保護するために軍手を用意しておきましょう。
ホコリなどで汚れたものに触れるときにも役立ちます。
はさみ・カッター
ガムテープや緩衝材を切るときのために、はさみやカッターも必要です。
はさみだけでも良いですが、小回りがきくカッターもあったほうが効率的です。
ビニール紐・ビニールテープ
ビニール紐やビニールテープ(養生テープ)も、引越しの荷造りで役立ちます。例えば、ビニール紐は家電のコードや傘などの長いもの、雑誌などをまとめるのに便利です。
ビニールテープは調味料や洗剤のフタが開くのを防いだり、食器棚などの扉が開かないようにしたりするときに使えます。
工具
大型の家具など、解体しないと家から運び出せない荷物もあるでしょう。このようなときのために、ドライバーや六角レンチなどの工具も用意するのがおすすめです。
掃除用具・ゴミ袋
荷造り中は、ホコリまみれのものや、汚れが付いたものなど出てくる場合があります。旧居から荷物を運び出した後に掃除をすることもあるので、雑巾やお掃除シートなどの掃除用具が必要です。
また、不用品や使い終わった掃除用具、ゴミを捨てるために、多めにゴミ袋を確保しておきましょう。
【アイテム別】引越しの梱包のコツ

家の中にあるさまざまなアイテムを、どのように梱包すべきか悩む方もいるでしょう。そこで、アイテム別の梱包のコツを紹介します。
食器・調理器具
食器・調理器具は、それぞれ以下の方法で梱包しましょう。
| アイテム | 梱包方法 |
|---|---|
| 割れ物(お皿・グラスなど) | ・露出部分がないように緩衝材で包み、他のアイテムと干渉しないようにする |
| 刃物(包丁やキッチンばさみなど) | ・刃先が露出しないように、タオルや新聞紙、段ボールなどで包んでガムテープで固定する |
| 鍋・フライパン | ・アイテムの間に緩衝材をはさむ・段ボールの底に入れる |
| 調味料 | ・キャップをテープで固定し、まとめてビニール袋に入れる※キャップをラップで包んで輪ゴムで止めても良い |
衣類・布団
衣類はシワに注意しながらたたみ、大きめの段ボールに詰めましょう。シワが気になる衣類は、衣類をハンガーにかけたまま運べるハンガーボックスを使うのがおすすめです。
衣装ケースに入れている場合はそのまま運んでもらえることが多いですが、念のため引越し業者に確認してみてください。
布団や枕などの寝具は、布団袋に入れておきましょう。たたんだ布団を床に置いて布団袋を被せ、上下を入れ替えるとスムーズに入れられます。コンパクトにしたいときは、布団圧縮袋を使うのがおすすめです。
布団袋も布団圧縮袋もないときは、大きめのビニール袋や段ボールに入れると良いでしょう。
衣装ケースの扱い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
「引越しのとき衣装ケースの中身はそのままでもいい?入れていいものや注意点を紹介」
家具・家電
家具・家電は、大きさや種類によって梱包方法が異なります。
| アイテム | 梱包方法 |
|---|---|
| 小型家電(炊飯器・トースターなど) | ・段ボールに入れ、隙間に緩衝材を詰め込んで動かないようにする |
| 大型家電 | ・引越し業者が対応するため梱包不要※冷蔵庫と洗濯機は中の食品や洗濯物を全部出し、引越し前日にホースの水抜きを行う |
| 大型家具 | ・荷物をすべて出して梱包する・扉や引き出しが開かないよう養生テープなどで止める・そのまま搬出入できない家具は解体しておく |
精密機器
精密機器も、種類によって梱包方法が異なります。
| アイテム | 梱包方法 |
|---|---|
| テレビ・レコーダーなど | ・引越し業者が対応するため梱包不要※購入時の段ボール・緩衝材があれば、それに入れておいても良い |
| PC本体・周辺機器 | ・衝撃によるデータの破損・消失に備えてデータのバックアップを取る・緩衝材で丁寧に包んで段ボールに入れ、さらに隙間に緩衝材を詰め込んで動かないようにする |
引越しの際に精密機器のコードやケーブルを外すと、新居で設置しようとしたときに、どう配線すべきかわからなくなることがあります。
梱包する前に写真を撮ったり、どこに何を挿すのかがわかるよう目印をつけたりしておくと良いでしょう。
まとめ
荷物が多くなりがちな戸建てやファミリー世帯の引越しは、効率的に荷造りを行わないと間に合わなくなる可能性があります。今回紹介した内容を参考に、早めに荷造りを始めましょう。
また、引越しは何かと費用がかさむもの。だからこそ、新居ではできるだけランニングコストを抑えたいですよね。そのような場合におすすめしたいのが、電気料金の節約につながりやすい新電力の導入です。
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