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庭木を処分する方法5選|放置するリスク、処分のタイミング、注意点も解説

庭木の処分は、木の大きさや量に適した方法を選べば、無理なく進められます。一方で、切った木や伸びすぎた庭木を放置すると、害虫・カビの発生や倒木など思わぬトラブルにつながることもあります。今回は、庭木を処分する方法5選と、放置するリスク、適切なタイミング、注意点について解説します。

庭木を放置するリスク

剪定・伐採後の庭木を放置すると、さまざまなトラブルにつながることがあります。具体的なリスクについて解説します。

剪定を怠ると庭木自体が弱る

庭木は定期的な剪定が欠かせません。手入れを怠ると、枝が伸び放題になって日当たりや風通しが悪くなり、庭木そのものの生育にも悪影響を及ぼすことがあります。

樹種によって剪定に適した時期は異なるため、それぞれの木に合わせたスケジュールを把握しておくと、処分の計画も立てやすくなります。

切った木を放置すると害虫やカビが発生する

伐採後の木を庭に放置し続けると、次第に腐敗が進み、害虫やカビが発生する原因になります。特に注意が必要なのがシロアリです。湿気を含んだ木材はシロアリが好む環境になりやすく、放置した木から周囲の庭木や住宅の木部へ被害が広がるリスクもあります。

また、乾燥した木材は燃えやすく、火災の原因になる点も見逃せません。切った木はできるだけ早めに適切な方法で処分することが大切です。

庭木を処分する方法

庭木の処分方法には、木のサイズや量、状況に応じたいくつかの選択肢があります。それぞれの特徴を把握した上で、自分の状況に合った方法を選びましょう。

1.可燃ゴミとして処分する

自治体のゴミ回収サービスを利用する方法は、費用をほとんどかけずに処分できる点が最大のメリットです。剪定で出た枝葉は、多くの自治体で可燃ゴミとして回収しています。

ただし、回収してもらうには自治体ごとのルールを守ることが前提です。枝の長さや直径などのサイズ条件が設けられていることが多く、一般的な目安は長さ50cm以下、束ねた直径10cm以下とされています。また、枝と葉を分別して出すよう定めている自治体もあります。

ルールを確認せずにゴミ出しをすると回収されない場合があるため、事前にお住まいの自治体のホームページや清掃センターで正確な情報を確認してから出すようにしましょう。

2.粗大ゴミとして処分する

可燃ゴミの条件に収まらないサイズの枝や幹は、粗大ゴミとして処分する方法を検討しましょう。太さや重さがそれなりにある枝木は、粗大ゴミの対象となる場合があります。

注意が必要なのは、粗大ゴミの回収は自治体が定めるスケジュールに沿って行われるという点です。希望する日に出せるとは限らず、処分までに日数がかかることもあります。費用は200〜1,000円程度が目安で、大きな出費にはなりませんが、事前に申し込みが必要なケースが多いため、余裕をもって手配しましょう。

3.ゴミ処理施設に持ち込む

大量の庭木が出た場合や、自治体のゴミ回収では引き取ってもらえないサイズのものがある場合は、清掃センターなどのゴミ処理施設へ自分で持ち込む方法もあります。粗大ゴミ回収と比べて費用を抑えられるケースが多く、自分の都合に合わせて持ち込めるのも利点です。

一方で、施設まで運搬する手段の確保が必要です。量が多い場合は軽トラックやトラックを準備しなければならず、手配の手間がかかります。また、事前予約が必要な施設や、受け入れ可能な日時が限られているところもあるため、事前に問い合わせて確認しておくと安心です。

4.専門業者に依頼する

造園業者などの専門業者に依頼すると、伐採から処分まで一括で対応してもらえます。高所作業や幹の太い木の伐採にも対応できるほか、庭木の状態や希望に応じた提案を受けられる点もメリットです。

自分では手が届かない規模の作業や、安全面に不安がある場合に特に心強い選択肢です。伐採後の庭木も許可を持った業者が適切に処分するため、ルール違反を心配する必要もありません。費用は木の高さや本数、作業の難易度によって異なりますが、複数の業者から見積もりを取り比較することをおすすめします。

5.不用品回収業者に依頼する

自分で伐採した庭木の処分だけを依頼したいという場合には、不用品回収業者の活用が便利です。即日対応や休日対応に応じている業者も多く、急ぎで処分したいときや平日に時間が取れないときでも柔軟に対応してもらいやすいのが特徴です。

ただし、業者選びには注意が必要です。許可証を持たない無許可の業者に依頼すると、回収した庭木が不法投棄されるおそれがあります。依頼する前に産業廃棄物収集運搬業などの許可証の有無を必ず確認しましょう。また、基本料金のほかに出張費や処分費が加算される場合もあるため、見積もり時に内訳をきちんと確認しておくことが大切です。

庭木を処分するタイミング

庭木の処分は季節によって作業効率が大きく変わります。また、木の状態によっては時期を問わず早急な対応が必要なケースもあります。それぞれのポイントを確認しておきましょう。

処分に適した季節

庭木の処分に最も適した季節は、12月〜2月の冬です。この時期は空気が乾燥しており木の水分量が少なくなるため、重量が軽くなって作業がしやすい状態になります。落葉樹であれば葉が落ちた後に処分できるため、ゴミの量が少なく済む点も利点です。

秋(9〜11月)も比較的適した時期です。気温が落ち着いてある程度乾燥しており、体への負担も少なくなります。台風シーズン前に、傾きや枝の張り出しが気になる木を処分しておくと、倒木のリスク軽減につながります。

一方、春(3~5月)は野鳥の繁殖期にあたることがあり、巣のある木を伐採すると生育に影響を及ぼすおそれがあるため、あまりおすすめできません。夏(6〜8月)は高温多湿で体への負担が大きく、葉が茂って視界が悪くなることから作業効率も下がります。基本的には避けた方がよい時期です。

処分を急ぐべきサイン

庭木に次のような変化が見られる場合は、季節を問わず早めの処分を検討してください。

葉の変色や幹の空洞化、樹皮の剥がれが確認できるときは、病気や害虫被害のサインである可能性があります。幹の内部に虫が入り込んでいる場合は木全体の健康が損なわれており、放置すると周囲の健康な植物にも被害が広がるおそれがあります。特にシロアリを見つけたときは、住宅の木部への被害拡大を防ぐために速やかな対応が必要です。

幹や枝に亀裂や腐食が進んでいる木、すでに傾いている木は、台風や強風のタイミングで倒木・枝折れが起きるリスクが高まります。電線や屋根に接触・近接しているケース、根が地表に露出して建物の基礎や配管に影響が出ているケースも、放置すると被害が深刻化するため早急な対処が求められます。

庭木を処分する際の注意点

庭木を処分する際には、いくつか守るべきルールや気を付けたい点があります。トラブルを避けるために、あらかじめ確認しておきましょう。

袋から飛び出さないようにする

剪定した枝は先端が尖っていることが多く、取り扱いには注意が必要です。枝がゴミ袋から飛び出した状態で集積所に出すと、危険と判断されて回収されない場合があります。

まとめる前に枝をできるだけ短くカットし、コンパクトな状態にしておくことが重要です。袋に入れる際は両端が飛び出さないよう折り曲げたり、複数の枝を向きを揃えてまとめたりするなどの工夫をしましょう。袋が枝で破れてしまわないよう、強度のある袋を選ぶことも大切です。

枝と葉は別々にする必要がある場合もある

剪定枝はそのままの状態ではゴミ袋にまとめにくく、自治体によっては枝と葉を分別して出すよう定めているところもあります。葉が付いたままの枝をひとつの袋にまとめてしまうと、回収を断られる場合があるため注意が必要です。

分別のルールは自治体ごとに異なります。お住まいの地域のホームページや清掃センターに事前に問い合わせて、正確なルールを確認してから処分を進めましょう。

すぐに引き取ってもらえない可能性がある

剪定直後の枝は水分を多く含んでいるため、自治体によっては回収条件に合わない場合があります。必要に応じて、一定期間乾燥させてから出しましょう。

収集前にある程度乾燥させることが必要です。雨に濡れた枝についても同様で、一定期間乾燥させてからゴミにまとめるようにしましょう。枝が濡れていると袋が重くなって破れるリスクも高まるため、乾燥させてから処分する習慣をつけておくと安心です。

土に埋めたり燃やしたりするのは控える

処分に困った庭木を土に埋めることは避けてください。木を土に埋めると湿気を含んだ環境が生まれ、シロアリなどの害虫が発生しやすくなります。特に建物の近くに埋めた場合、気づかないうちに家屋への被害が広がることもあるため大変危険です。

また、庭先で枝を焼却する行為も原則として認められていません。焚き火や野焼きは火災を引き起こす危険性があるほか、煙や悪臭によって近隣に迷惑をかける可能性があります。野焼きは廃棄物処理法によって原則として禁止されており、違反した場合は5年以下の拘禁刑もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科されることがあります。

農業・林業従事者による焼却など一部の例外はありますが、一般家庭での剪定枝の野焼きは認められていないため、必ず適切な方法で処分するようにしてください。

まとめ

庭木の処分は、可燃ゴミ・粗大ゴミ・処理施設への持ち込み・専門業者・不用品回収業者など、状況に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。放置による害虫被害や倒木リスクを防ぐためにも、自治体のルールや安全面を確認しながら、早めに適切な処分を進めていきましょう。

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