庭石を処分したいと思っても、「どこに頼めば良いのか」「費用はいくらかかるのか」と迷う方は少なくありません。石の大きさや庭の状況によって、最適な処分方法や注意点は大きく変わります。方法を誤ると高額な費用やトラブルにつながることもあります。今回は、庭石を適切に処分する方法や費用相場、注意点を解説します。
目次
庭石を処分する方法5選

庭石の処分方法はひとつではなく、石の大きさや庭の状態、今後の使い方によって最適な選択肢が変わります。ここでは代表的な5つの方法について、それぞれの特徴や向いている方の傾向を解説します。
造園業者や石材店に依頼する
庭石の処分で最も安心感が高いのが、造園業者や石材店への依頼です。
庭づくりや石の扱いに慣れているため、庭木や周囲の構造物を傷めず丁寧に撤去してもらえる点がメリットです。
石の移動や撤去後の整地、庭全体のバランス調整まで相談できる点も魅力です。庭石が景観の一部として再利用できる場合は、処分ではなく別の場所への移設を提案されるケースもあります。
また、大きく重たい庭石でも重機を使って対応できる業者が多く、自分ではどうにもならない石でも任せられます。費用は比較的高めになりやすいものの、仕上がりや安全性を重視したい方には向いている方法です。状態や種類によっては買い取りに応じてもらえる場合もあります。
解体業者に依頼する
解体業者への依頼は、外構やブロック塀、建物の解体と合わせて庭石を撤去したい場合に適しています。
重機や運搬体制が整っているため、大型の庭石でもスムーズに対応できる点が強みです。現場の状況によっては、庭石をその場で破砕し、撤去する対応が可能なこともあります。
ただし、庭石の撤去だけを単独で依頼すると割高になるため、他の解体工事とセットで依頼できるかがポイントです。建物の解体を予定しており、ついでに庭もすっきりさせたい方にとっては、効率の良い選択肢です。
不用品回収業者に依頼する
スピード感を重視するなら、不用品回収業者に依頼する方法があります。
日程の融通が利きやすく、最短即日対応も可能なため、急ぎの処分に便利です。自分で運び出せない場合でも、搬出から回収まで任せられる点は大きなメリットといえます。
さらに、庭石以外の粗大ゴミをまとめて回収してもらえるため、引越しや大掃除のタイミングとも相性が良い方法です。
ただし、業者によって料金体系が分かりにくいことがあり、事前の見積もり確認は欠かせません。石の種類や大きさによっては回収できない場合もあるため、依頼前に条件を確認しておく必要があります。
庭のリフォームと合わせて依頼する
庭全体を使いやすくしたい場合は、リフォーム工事と合わせて庭石の撤去を依頼する方法もあります。
砂利敷きや人工芝、ウッドデッキの設置などと同時に進めることで、個別に依頼するより費用を抑えられる場合があります。
撤去後の整地や仕上げまで一括で任せられるため、完成後のイメージにズレが出にくい点も利点です。庭の使い道を見直したい方や、見た目と実用性の両方を重視したい方にとって、満足度の高い選択肢といえるでしょう。
人に譲る
費用をかけずに処分したい場合は、庭石を欲しがっている方に譲る方法もあります。
ロックガーデンや花壇、境界石などDIY用途で需要があり、地域掲示板やフリマアプリ、知人経由で引き取り手が見つかるケースもあります。
ただし、運搬手段の確保が課題になりやすく、引き取り条件の調整が必要になる点には注意が必要です。無料であっても引き取りが難しい場合や、なかなか引き取り手が見つからないこともあります。そのため、時間に余裕がある場合の選択肢として考えておくのが現実的です。
庭石の処分にかかる費用

庭石の処分費用は一律ではなく、石のサイズや重量、庭から外へ運び出すまでの難易度によって大きく変動します。見た目が同じような庭石でも、作業内容次第で数倍の差が出ることもあるため、相場を把握しておくことが重要です。
スコップや人力で持ち運べる小型の庭石であれば、直径50cm未満・重量50kg未満が目安となり、費用は5,000~15,000円程度が一般的です。比較的手軽な作業のため、他のサイズに比べると処分費用は抑えられます。
一方、直径50cm~1m程度で50~300kg未満の中型の庭石になると、ジャッキやバールなどの工具が必要になるケースが多く、15,000〜30,000円程度まで費用が上がります。作業人数が増える点も価格に影響します。
直径1m以上・300kgを超える大型の庭石では、重機を使わなければ動かせないこともあり、50,000~100,000円程度が相場です。さらにクレーン作業が必要な場合は、追加で30,000~100,000円以上かかることもあります。
また、現地で石を割る破砕作業が必要な場合は20,000~50,000円前後、産業廃棄物として処分する場合は1kgあたり100~300円が目安です。
正確な金額を知るには、庭石の写真を送って事前見積もりを取るのが確実です。その際、出張費や車両費、人件費が含まれているかを確認することで、業者ごとの見積もり差を正しく判断できます。
庭石を処分する際の注意点

庭石は自然物であるため扱いが軽く考えられがちですが、処分方法を誤ると法律違反やトラブルにつながることがあります。ここでは、庭石を処分する際に特に注意すべきポイントについて解説します。
川や山に捨てるのは禁止
庭石を川や山に捨てる行為は、不法投棄に該当する可能性が高く、法律違反となります。石は自然物だから問題ないと考える方もいますが、所有物を許可なく捨てる行為は不法投棄として環境関連法令に抵触します。
石であっても投棄すれば自然環境を損ねるおそれがあり、河川の流れを変えてしまったり、増水時に災害リスクを高めたりする原因になることもあります。
さらに、近隣住民から不審に思われ通報されるケースもあり、思わぬトラブルに発展することも少なくありません。庭石は必ず適切な業者や正規の処分ルートで処理しましょう。
庭に埋めるのはNG
自分が所有している土地や庭であっても、不要になった庭石を埋める行為は不法投棄と判断される可能性があります。特に後から掘り返せない状態で埋設すると、問題発見が遅れるため注意が必要です。
将来的に土地を売却する際、埋めた庭石が発覚すると買主とのトラブルにつながることもあり、資産価値を下げる要因にもなります。
また、石を埋めることで庭の排水性が悪化し、水たまりやぬかるみの原因になるケースもあります。安易な自己処理は避けるべきでしょう。
業者に依頼する場合は相見積もりを取る
庭石の処分費用は業者ごとに差が出やすいため、1社だけでの即決はおすすめできません。最低でも2~3社に見積もりを依頼し、相場感を把握しておきましょう。
見積書では、撤去作業費や運搬費、処分費、車両費、重機費などの内訳が明記されているかを確認しましょう。また、追加料金が発生する条件について事前に質問しておくと安心です。口コミや実績、廃棄物処理の許可有無も確認し、信頼できる業者を選びましょう。
まとめ
庭石の処分には造園業者や回収業者への依頼、譲渡など複数の選択肢があり、石のサイズや目的に応じて最適な方法を選びましょう。不法投棄や埋設は避け、必ず正規の方法で対応しましょう。相見積もりを活用し、納得できる形で庭をすっきり整えていきましょう。



